2016年11月25日、大阪ガス株式会社(社長:本荘武宏、以下「大阪ガス」)が、アイシン精機株式会社(社長:伊原保守)、京セラ株式会社(社長:山口悟郎)および株式会社ノーリツ(社長:國井総一郎)の3社と共同開発し、2016年4月に発売した家庭用固体酸化物形燃料電池コージェネレーションシステム「エネファームtype S」が、環境省主催の「平成28年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰」技術開発・製品化部門を受賞しました。 |
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「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」は1998年度から、地球温暖化対策を推進するための一環として、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、その功績をたたえるため、地球温暖化防止月間である12月に毎年実施されています。 |
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「エネファーム」はガスを燃料としてご家庭で発電し、発電時に発生した熱もお湯として利用できる環境にやさしい家庭用燃料電池コージェネレーションシステムで、大阪ガスは今年5月に累計販売台数5万台を達成しました。 「エネファームtype S」は、環境性および経済性をさらに高めるとともに、設置性を改善し、より多くのお客さまにご利用いただくことを目的として、開発しました。 |
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今回の受賞にあたっては、主に以下のような点を評価されたと考えております。 |
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世界最高※1の発電効率※2の実現による環境性のさらなる向上 |
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世界最小サイズ※3の実現による集合住宅への設置、および既存のガス給湯器への発電ユニットの後付を可能とし、より多くのお客さま宅に設置できるようになったことによる社会全体の環境負荷軽減への貢献 |
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日本初の余剰電力買取制度※4によるさらなる地球環境保全への貢献と経済性の改善 |
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本表彰の受賞を励みに、今後も「エネファーム」および「エネファームtype S」の技術開発に取り組むとともに、一層の普及促進に取り組み、総合エネルギー事業者として、お客さまの快適な暮らしの実現と環境負荷の低減に努めてまいります。 |
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エネファームtype Sの主な特長 |
(1)世界最高※1の発電効率※2 |
1kW以下の家庭用燃料電池では世界最高となる発電効率52%※2を達成。より高い環境性、経済性を提供できるようになりました。 |
(2)世界最小サイズ※3・マーケットの拡大 |
コンパクト設計により、設置スペースに制約のある集合住宅への設置が容易になりました。また、現在お使いのガス給湯器をそのまま利用し、発電ユニットだけを後付で設置できるようになり、設置の幅を広げました。 |
(3)日本初の余剰電力買取制度※4 |
お客さまのお宅で使われなかった余剰電力の買取を日本で初めて実施し、更なる光熱費の削減やCO2排出量の削減を実現しています。 |
(4)IoT対応 |
無線LAN経由でインターネットに接続する機能により、お客様によるガス機器の遠隔操作やエネファームの発電見守りサービス等の付加価値サービスを提供しています。 |
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【2016年4月発売 エネファームtype Sの外観】 |
<発電ユニット・セット用熱源機> |
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<インターホンリモコン> |
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台所リモコン |
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浴室リモコン |
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定格出力1kW以下の家庭用燃料電池で世界最高の発電効率(2016年2月24日時点の大阪ガス調べ)。 |
※2 |
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低位発熱量基準(Lower Heating Value)にて算出。LHVとは燃料ガスを完全燃焼させたときに生成する水蒸気の凝縮潜熱を発熱量に含めない熱量。LPガスの場合の発電効率は51% |
※3 |
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家庭用固体酸化物形燃料電池(排熱利用システムを含む)で世界最小のサイズ(2016年2月24日時点の大阪ガス調べ)。 |
※4 |
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電力系統を介して家庭用燃料電池の発電電力を買い取る事業では日本初(2016年2月24日時点の大阪ガス調べ)。余剰電力の買取は、お客さまが新製品(192-AS05型、192-AS06型)をご使用になられ、当社とガス使用契約を締結されていることが条件となります。なお、関連法令の規定により、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を適用する太陽光発電システム(出力が10kW以上かつ全量買取を適用する場合は除く)との併設時には、余剰電力買取はできません。
余剰電力の買取単価は、当社ガス料金の原料費調整制度に基づく当該月の調整額を踏まえ、現時点では、次の算定式により決定し、買取単価は毎月変動します。
買取単価(円/kWh)=13.00±当該月の調整額×0.133 (小数点第3位以下は切り上げ、消費税込) |
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【ご参考】 |
環境省 地球温暖化防止活動環境大臣表彰HP |
http://www.env.go.jp/press/103264.html |