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    OMS戯曲賞候補作家によるヴォーリズ夫妻を描いたラジオドラマを、
    MBSラジオ「イストワールhistoire」で放送します

    2015年02月09日
    大阪ガス株式会社

     大阪ガス株式会社(社長:尾崎 裕)と株式会社毎日放送ラジオ局(以下、MBSラジオ)は、ラジオドラマシリーズ「イストワールhistoire*1(以下、イストワール)」の第5弾として、ヴォーリズ夫妻を描いた『芽吹きの雨』を本年3月28日(土)に放送します。
     
     「イストワール」は、関西に実在した人物や実際に起こった事件などを題材にしたラジオドラマシリーズで、後世に語り継がれる実力のある作品づくりを目指しています。OMS戯曲賞*2の最終選考に残った劇作家がラジオドラマを書き下ろし、当社提供のMBSラジオの番組で放送するもので、今回が5回目となります。
     
     今回シナリオ制作に当たったのは、第20回OMS戯曲賞の最終選考候補作家で、「虚空旅団」作・演出・代表の高橋恵氏。メレル・ヴォーリズを支えながら教育者として活動した妻の一柳満喜子と、満喜子に仕えた浦谷たまの交流を通し、幼児教育に奔走する様子や、数々の逆境を越え、ひたむきに理想の社会を追求したヴォーリズ夫妻の歩みを紹介しています。
     
     「OMS戯曲賞」は昭和60年に当社が開設した複合文化施設「扇町ミュージアムスクエア*3(以下、OMS)」の10周年記念事業として平成6年に創設しました。次代を担う新しい劇作家を発掘するだけでなく既に評価を得ている劇作家にも活躍の場を与えることを目指しており、関西における演劇・戯曲創作を支援する賞として高く評価されています。OMSは平成15年に閉館しましたが、「OMS戯曲賞」は関西の演劇文化振興のために継続して実施され、昨年12月で第21回目を迎えました。また、同賞は平成23年(2011年)、公益社団法人企業メセナ協議会が主催する「メセナアワード2011」において「メセナ大賞部門」の『演劇ともしび賞』を受賞しました。
     
     当社は、「OMS戯曲賞」や「イストワール」を通じて、劇作家の育成や支援を行い、関西の文化活動の振興に貢献してまいります。
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    「イストワール」第5回の概要は、以下のとおりです。
     
    ラジオドラマシリーズ「イストワール」  
     
    タイトル: 『芽吹きの雨』
    放送日時: 平成27年3月28日(土)
    19時30分〜21時00分
    脚本: 高橋恵(劇団「虚空旅団」作・演出・代表
    第20回OMS戯曲賞最終選考候補作家)
    原作: Grace N Fletcher 「The Bridge of Love」
    平松隆円監訳「メレル・ヴォーリズと一柳満喜子 愛が架ける橋」
    出演: 飛鳥井かゞり 得田晃子
    音楽: 三木万侑加
    解説: 玉岡かおる(小説家)
    企画・制作: 毎日放送ラジオ局
    提供: 大阪ガス株式会社
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    *1  フランス語のhistoireは、「歴史」と「物語・作り話」の意味を併せ持っている。一般的に、歴史は事実に即したもの、物語は架空のものと分けて考えられているが、事実か虚構かではなく、その次代を生きた人物にとっての真実を描き出すところにドラマの妙味を見つけていきたい。そうした意図をこのタイトル案に込めている。
       
    *2  関西2府4県で活動する劇作家を発掘する賞。前年に書き下ろし上演された作品を対象に、大賞・佳作を1作ずつ選び、各受賞者には賞金が、更に大賞作品には再演支援金を贈呈。また、受賞作品と選評や選考過程を収録した冊子「OMS戯曲賞」を出版している。
       
    *3  大阪ガスの旧北支社の社屋を活用し、劇場・映画館・雑貨店・レストラン・ギャラリー・アトリエなどを併設した複合文化施設として、昭和60年3月に開館。平成15年3月に閉館するまで18年にわたり、若者文化の情報発信拠点として、さまざまな表現の創作と発表の場を提供した。
     
     
    以上
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