2019年12月11日
大阪ガス株式会社
大阪ガス株式会社(社長:本荘武宏、以下「大阪ガス」)は、大阪ガス英国子会社を通じて、英国でエネルギー小売事業を行うIgloo Energy Supply Ltd.(CEO:Matt Clemow 、以下「Igloo社」)の株式を100%保有するLightbulb ES Ltd.に出資しました。
Igloo社は2017年より英国でエネルギー小売事業を開始し、現在約8万世帯の顧客にガス・電気を供給しています。顧客ごとにエネルギー使用のデータ分析に基づいて最適な省エネ機器を提案するほか、メーターの検針やガス・電気料金の決済が可能なスマートフォン・アプリを独自に開発するなど、顧客の利便性向上を追求した様々なサービスを提供しています。コールセンターやオンラインチャットシステムなど、顧客対応機能の充実にも注力し、トップクラスの顧客満足度を得て、顧客数は年々増加しています。
また、1990年代から電力自由化が段階的に進められた、エネルギー分野の先進国・英国では、近年の再生可能エネルギーの導入加速に伴い、電力の需給調整機能に対するニーズが高まっています。今後、電力需給調整ビジネスが拡大すると予想されており、Igloo社も需給調整に関連する新たなサービス開発に取り組む方針を打ち出しています。
本件は、当社にとって海外での家庭向けエネルギー小売事業への初めての参画案件となります。本出資を通じて、先進的なエネルギー市場についての知見や新たなサービスなどに関するノウハウを収集するとともに、今後、海外における新たな需給調整ビジネスへの参画も目指していきます。
Daigasグループは、長期経営ビジョン・中期経営計画「Going Forward Beyond Borders 2030」において、海外エネルギー事業の展開を加速していくことを目指しています。今回の出資により先進的な知見・ノウハウを獲得し、他国での事業展開にも活かしていくことで、海外エネルギー事業をさらに拡大してまいります。
以上
Daigasグループが持つ技術力やグローバルに展開する事業活動を、Webサイトページ「ENTERPRISE FUTURE」で紹介しています。
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