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プレスリリース

タイ国コージェネレーション設備の高効率化事業 二国間クレジット制度に基づく設備補助事業への採択について

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2019年11月18日
日鉄エンジニアリング株式会社
大阪ガス株式会社

 日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:藤原 真一、本社:東京都品川区、以下「NSE」)と、大阪ガス株式会社(代表取締役社長:本荘 武宏、本社:大阪市中央区、以下「OG」)が共同出資する(※1)タイ国現地法人 NS-OG Energy Solutions (Thailand) Ltd.(社長:竹井 豪、以下「NSET」)は、NSEとともに実施するコージェネレーション設備の高効率化事業(以下「本事業」)において、2019年度「二国間クレジット制度(※2)資金支援事業のうち設備補助事業」(以下「本補助事業」)に採択されました。
 本事業は、NSETが2016年12月より展開している、東レグループのタイ国現地法人Toray Textiles (Thailand) Public Company Limited 社(※3)のMill No2工場向けオンサイトエネルギー供給プロジェクトにおいて、排ガス熱交換器を追加設置し、排ガス未利用廃熱を有効活用することで、コージェネ設備の更なる高効率化を実現するものです。既設のコージェネ設備は、総合エネルギー効率91%で運用し、すでに最高レベルを実現しておりますが、今回の追加設置により、総合エネルギー効率は92%となり、更に年間359トンのCO2削減が可能となります。
 本補助事業への採択は、タイ国で二輪車製造を行うHondaグループのThai Honda Manufacturing社向けオンサイトエネルギー供給プロジェクトにおける、コージェネ設備の導入につづく2件目となります。
 NSETは、タイ国において4件のコージェネ設備を運営しており、顧客工場(オンサイト)に自社スタッフを配置しコージェネ設備を操業する事で状況の変化に合わせたきめ細かな管理を行い、操業方法や設備の改善を通じ、省エネ・省CO2を達成してまいりました。本事業を通じ、コージェネ設備の更なる高効率化を目指します。今回、NSETのエンジニアリング力、操業管理技術が高く評価され、採択にいたりました。
 これからも、計画段階のみならず、操業開始後も操業状況にあわせた最適なエネルギーソリューションを提供し、顧客企業の低炭素社会の実現に向けた取り組みや、コア事業へのリソースの集中を支援し、タイ国の持続可能な発展に貢献してまいります。

※1: OGが、100%子会社の「Osaka Gas Singapore Pte. Ltd.」(社長:米田哲二)を通して出資。
※2: 二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism、JCM)は、日本の持つ優れた低炭素技術や製品、システム、サービス、インフラを途上国に提供する事により、途上国の温室効果ガスの削減など持続可能な開発に貢献し、その成果を二国間で分け合う制度。JCMによって、温室効果ガスの排出削減に対する日本の貢献を定量的に評価する事が可能となり、日本の排出削減目標の達成に活用することが出来る。また、環境省より委託を受けた公益財団法人地球環境センター(GEC)が、JCMに関する本補助事業の執行団体として、日本の民間企業を対象に公募を行っている。
※3: Luckytex (Thailand) Public Company Limited社とThai Toray Textile Mills Public Company Limited社との経営統合により2019年7月に設立。

【排ガス熱交換器を追設するコージェネレーション設備の概要】
 Toray Textiles (Thailand) Public Company Limited 社Mill No工場向け
 オンサイトエネルギー供給を実施する7MW級 ガスタービンコージェネレーション設備
  ●発電出力:7MW
  ●蒸気供給能力:40トン/h

以上

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