このページの本文へ移動します。

プレスリリース

世界最高効率を更新した家庭用燃料電池「エネファームtype S」の新製品発売及び 「エネファーム」の累計販売台数8万台突破について

印刷する

2018年3月1日
大阪ガス株式会社

 大阪ガス株式会社(社長:本荘 武宏 ;以下、大阪ガス)は、アイシン精機株式会社(社長:伊原 保守;以下、アイシン精機)、京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫;以下、京セラ)、株式会社ノーリツ(社長:國井 総一郎;以下、ノーリツ)、パーパス株式会社(社長:木 裕三;以下、パーパス)、リンナイ株式会社(社長:内藤 弘康;以下、リンナイ)と共同で家庭用固体酸化物形燃料電池(以下、「エネファームtype S」)の新製品を開発し*1、2018年4月に発売します。
 大阪ガスは2月28日、家庭用燃料電池「エネファーム」の累計販売台数8万台*2を達成しました。「エネファームtype S」の新製品発売により、更なる販売促進を図ります。
 
1.「エネファームtype S」の新製品発売について
 「エネファームtype S」は、大阪ガス、アイシン精機、京セラの3社とトヨタ自動車株式会社(社長:豊田 章男)が開発した技術をベースに商品化したものです。新製品は、世界最高*3の発電効率53.5%*4を達成するとともに、価格の低減を実現しました。また、スマートスピーカーを経由した音声操作が可能になるなど、IoTを活用した4つのサービスを追加しました。
 
<新製品の主な特長>
 新製品は、発電ユニットの制御プログラムを改良することで、定格出力で運転した際の発電効率を53.5%に向上させることに成功しました。これは現行商品の世界最高発電効率52%を更新するもので、これにより、従来の給湯暖房システム*5をご使用の場合と比べると、年間の光熱費を約11.3万円*6、CO2排出量を約2.4トン削減*6できます。
 
 常に高効率な発電性能を発揮する運転(定格出力運転)により、環境負荷の小さい電力を最大限作り出し、その際に生じた余剰電力を大阪ガスが買い取ります。機器の性能向上により、従来品では年間約5千円であった余剰電力買取によるメリットが約7千円まで向上します。
 
 機器仕様の見直し等により、発電ユニット(自立運転機能なし)とバックアップ熱源機のセット希望小売価格(税抜)は現行品よりも約10万円低減した1,680,000円※8、発電ユニット単体(自立運転機能なし)の希望小売価格(税抜)は1,320,000円※9としました。
 
 IoTを活用し、新製品をよりスマートで安心・快適にご利用いただける、以下4つの新たなサービスをご提供します。
お客さまの利便性向上
これらのサービスは全て無料でご利用いただけます。※12
 
2.「エネファーム」の累計販売台数8万台突破について
 大阪ガスでは2009年6月に販売を開始して以降、多くのご家庭のお客さまに「エネファーム」をご採用いただき、このたび累計販売台数8万台を達成しました。8万台の「エネファーム」によるCO2削減効果は年間約11.8万トン※6となり、杉の木約851万本※13の植林に相当します。
 
 大阪ガスは、「エネファーム」の累計販売台数10万台の早期達成を目指し、更なる技術開発とコストダウンに努め、今後もお客さまの快適な暮らしの実現と環境負荷の低減、エネルギーセキュリティの向上等に貢献して参ります。
 
【新製品の外観】
<発電ユニット・バックアップ熱源機>
192-AS07型 136-N570型/AS08型 192-AS07型 136-T661型/AS08型 192-AS07型 136-R360型/AS08型
192-AS07型 136-N570型  
   /AS08型
192-AS07型 136-T661型  
   /AS08型
192-AS07型 136-R360型  
   /AS08型
 
<インターホンリモコンセット>
台所リモコン 浴室リモコン 138-N420型 台所リモコン 浴室リモコン 138-T441型 台所リモコン 浴室リモコン 138-R403型
台所リモコン 浴室リモコン
   138-N420型
台所リモコン 浴室リモコン
   138-T441型
台所リモコン 浴室リモコン
   138-R403型
 
【仕様】
■燃料電池発電ユニット
燃料電池発電ユニット
 
■バックアップ熱源機
バックアップ熱源機
 
■セット希望小売価格
セット希望小売価格
 
   ※1   「エネファームtype S」はクリーンな天然ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、発電した電気を家庭内でご利用いただくとともに、その際に出る熱もお湯として有効に利用いただける環境に優しいエネルギーシステムです。開発にあたっては、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの委託業務の結果得た成果を一部活用しています。
   ※2   大阪ガス受注ベース
   ※3   定格出力1kW以下の家庭用燃料電池で世界最高の発電効率(2018年1月29日時点の大阪ガス調べ)。
   ※4   余剰電力買取をしている場合等、10時間以上安定して定格発電を継続した際の発電効率。上記以外の場合、定格発電効率は52%(総合効率87%)。LPガスの場合の発電効率は51%(総合効率85%)。低位発熱量基準(Lower Heating Value)にて算出。LHVとは燃料ガスを完全燃焼させたときに生成する水蒸気の凝縮潜熱を発熱量に含めない熱量。
   ※5   給湯暖房システム:ガス給湯暖房機、ガス温水床暖房(リビング・ダイニング)、ミストサウナ機能付きガス温水浴室暖房乾燥機、ガスコンロ、電気エアコンを使用。
   ※6   給湯暖房システムの「ガス給湯暖房機」を「エネファームtype S」新製品に替えた場合の当社試算値(戸建4人家族想定)。
【適用料金】「給湯暖房システム」
      ガス:床暖料金スタンダードプラン(オプション割引9%)、電気:従量電灯A
      「エネファームtype S」
      ガス:マイホーム発電料金(オプション割引9%)、電気:従量電灯A
      ※ガス料金、電気料金はそれぞれ大阪ガス、関西電力の2017年8月の料金(税込)。
       電気料金の「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は2017年度時点。
       余剰電力の買取単価は2017年8月時点の単価。
【CO2排出係数】ガス:2.29kg-CO2/m3(当社データ)、
       電気:0.65kg-CO2/kWh
       (地球温暖化対策計画[2016年5月閣議決定]の2013年度火力電源平均係数より)
   ※7   電力系統を介して家庭用燃料電池の発電電力を買い取る事業では日本初(2016年2月24日時点の大阪ガス調べ)。余剰電力買取の対象は、当社製品(192-AS05型、192-AS06型、192-AS07型、192-AS08型)をご使用され、当社とガス使用契約を締結しているお客さまとなります。なお、関連法令の規定により、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を適用する太陽光発電システム(出力が10kW以上かつ全量買取を適用する場合は除く)との併設時には、余剰電力買取はできません。
余剰電力の買取単価は、当社ガス料金の原料費調整制度に基づく当該月の調整額を踏まえ、現時点では、次の算定式により決定し、買取単価は毎月変動します。
買取単価(円/kWh)=13.00±当該月の調整額×0.133 (小数点第3位以下は切り上げ、消費税込)
   ※8   燃料電池発電ユニット(自立運転機能なし)192-AS08型、熱源機(24号自動・コンパクト)136-N210型、インターホンリモコン(インターホン機能・無線LAN機能付き)138-N421型の希望小売価格。設置工事費別。
   ※9   燃料電池発電ユニット(自立運転機能なし)192-AS08型、後付構成用発電連係リモコン(無線LAN機能付き)138-N424型の希望小売価格。設置工事費別。
   ※10   音声による操作で、常にハンズフリーで利用できるAmazon社のスマートスピーカー。お客さまが部屋のさまざまなところから声をかけ、音楽の再生やスケジュールの読み上げ、ニュース、天気などの情報を求めると、クラウド上の頭脳であるAlexaが直ぐに対応します。Amazon Echo等のAlexa対応デバイスで操作が可能。
   ※11   リモコン固有のMACアドレスをご入力いただくことで、当社会員向けサイト『マイ大阪ガス』のWEB画面上で確認が可能となります。
   ※12   通信のためのコストなどは除きます。また、無線LAN環境、スマートスピーカーの設置など、必要な使用環境はお客さま自身でご準備いただく必要があります。
   ※13   杉の木のCO2吸収量原単位=13.9kg-CO2/年・本
(林業白書平成9年より50年杉直径26cm 樹高22m)
   ※14   低位発熱量基準と高位発熱量基準(Higher Heating Value)にて算出。HHVとは燃料ガスを完全燃焼させたときに生成する水蒸気の凝縮潜熱を発熱量に含めた熱量。LPガスの場合は定格発電効率1%、定格総合効率85%(低位発熱量基準)。
以上
 
  別紙  
 
【IoTを活用した新たなサービス】
■各サービス・機能の特長
(1)スマートスピーカーを経由したガス機器操作
Amazon Echoに「お風呂を沸かして」、「床暖房をつけて」などと話せば、お風呂のお湯はりや床暖房運転のON/OFF操作ができます。
(1)スマートスピーカーを経由したガス機器操作
 
(2)スマートフォンアプリでの「お湯モニター」サービス
見守る側のお客さまが専用のスマートフォンアプリを導入することで、IoT対応ガス機器をご利用のお客さまのお湯利用履歴が通知されます。
お湯を使っていないなど、生活リズムに異変がないかを確認し、離れて暮らすご家族を見守ることができます。
(2)スマートフォンアプリでの「お湯モニター」サービス
 
(3)スマートフォンアプリでの「暮らしのお知らせ」サービス
ガス機器のお勧めの使い方や暮らしに役立つ情報等を、お客さまのスマートフォンに随時プッシュ通知で配信します。
(3)スマートフォンアプリでの「暮らしのお知らせ」サービス
 
(4)ガス使用量内訳見える化サービス
お客さま宅の「エネファームtype S」のバックアップ熱源機でのガス使用量の内訳(給湯、暖房、追いだき)が会員向けWEBサイト「マイ大阪ガス」で確認できます。何に多くガスを使っているのかがわかり、更なる省エネにつながります。
4)ガス使用量内訳見える化サービス

ページトップ

本文はここで終了です。本文先頭に戻ります。

お問い合わせ

プレスリリースの内容に関するお問い合わせや取材等のお申し込みは、リリースに記載のお問い合わせ先、またはお問い合わせフォームからお願いいたします。

RSSについて

購読する