大阪ガス株式会社(社長:本荘武宏)は、空気清浄機を搭載した、ガスファンヒーターの新製品「Air Grand(エアグラン)」を2017年8月1日に発売します。
本製品は、暖房シーズン以外も空気清浄機として一年を通して使用することができ、PM2.5、ダニ、カビ、花粉等の空気の汚れを除去し、より快適な室内環境を実現します。また、ガスファンヒーターと空気清浄機を同時に運転すれば、室内の空気を拡散・循環させる効果が高まり、快適で効率的な空調を実現するサーキュレーターとしても機能します。 |
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新製品「Air Grand(エアグラン)」 |
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近年、PM2.5問題や花粉症といったアレルギー対策等により、日本国内の空気清浄機市場は拡大し、二人以上の世帯での空気清浄機普及率は2007年の35.8%から2017年3月時点で42.6%にまで達しています。 (2017年3月 全国消費実態調査(総務省) 主要耐久消費財等の普及率より)
また、スイッチを押すと約5秒で温風が出て、広いスペースでも素早くしっかり暖めることができる、暖房能力に優れたガスファンヒーターは、1982年の発売開始以来、お客さまに高いご支持をいただき、累計販売台数は520万台を突破しました。(当社調べ) |
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本製品は、ガスファンヒーターと空気清浄機が一体となった製品で、これらを同時に運転することにより、室内の空気を循環させるサーキュレーション効果が発揮され、従来品に比べて省エネ性・快適性が向上しました。また、ガス暖房機、空気清浄機、サーキュレーターをそれぞれ別に使用する場合と比べて、場所をとらず、すっきりと設置できます。 |
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当社は、暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指して、今後も商品やサービスの開発に努めてまいります。 |
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<新製品の特長> |
1.「空気清浄機」を搭載 |
本製品はこれまでのガスファンヒーターでもご好評いただいている「空気浄化機能」に加え、「空気清浄機」を搭載しました。高性能の集じんフィルターを搭載したことで、空気中の細かなホコリや汚れのほか、花粉やPM2.5にも対応することができ、より快適な室内環境を実現します。ファンで空気を吸い込み、フィルターでしっかり汚れを除去する機械集じん方式を採用することにより、約95%※1の集じん効率を実現しました。ダニ、カビ、花粉やタバコの煙※2等の空気の汚れはもちろん、PM2.5にも対応し、0.1~2.5μmの粒子を99%キャッチ※3※4します。高い脱臭効率で、ペットやタバコの臭い※2も脱臭します。また、ホコリに光を当て、散乱した光量からホコリの量を検知する「ホコリセンサー」を搭載しており、ホコリの量により、空気清浄機の風量を自動で調整することができます。お部屋の空気汚れや臭いが気になる際には、手動で風量を調整することも可能です。 |
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■集じん・脱臭フィルターの性能 |
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■集じん・脱臭フィルターで捕集・脱臭できるもの |
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※1 |
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集じん効率・脱臭性能は、日本電機工業会の家庭用空気清浄機規格JEM1467試験による。 |
※2 |
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タバコの有害物質(一酸化炭素等)は、除去できません。 |
※3 |
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試験方法:日本電機工業会の家庭用空気清浄機規格JEM1467試験による。
判定基準:0.1~2.5μmの微小粒子状物質を、32m3(約8畳)の密閉空間で99%除去する時間が90分以内であること
(32m3(約8畳)の試験空間に換算した値)。 |
※4 |
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換気等による屋外からの新たな粒子の侵入は考慮していません。 |
※5 |
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トルエン、ホルムアルデヒド、酢酸エチル。 |
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2.室内の空気を浄化する「プラズマクラスター※6」技術を搭載 |
シャープ(株)が開発した、お部屋の空気を浄化する「プラズマクラスター」技術を搭載しました。「プラズマクラスター」についての詳細は、参考資料<「プラズマクラスター」技術とは>をご参照ください。 |
※6 |
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プラズマクラスターロゴ(図形)およびプラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。 |
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3.エコ運転とサーキュレーション効果により暖房時のガス消費量を約20%削減 |
ガスファンヒーターと空気清浄機を同時に運転することで、サーキュレーターのように空気清浄機の送風ファンがお部屋の天井付近に溜まった暖かい空気を循環させることができるため、省エネ性と快適性が向上しました。省エネ性では、暖めすぎを抑える「エコ運転」に加えて、サーキュレーション効果により室内を効率よく暖められるため、ガス消費量を約20%削減することができます。また快適性では、お部屋の中の上下温度差が緩和されるため、足元まで暖かさが広がります。 |
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■運転開始から6時間後の消費ガス量の低減効果 |
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■サーキュレーション効果のイメージ |
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試験条件:外気5℃、設定温度22℃、部屋の広さ12畳 |
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運転開始から3時間後の温度分布 試験条件:外気温5℃、設定温度22℃、部屋の広さ12畳、エコ運転あり |
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4.スタイリッシュなデザイン |
縦型フォルムデザインを採用し、スタイリッシュなデザインに仕上げました。また操作部は、運転に必要な文字だけがホワイトLEDで浮かびあがるため、すっきりと見やすく、操作がしやすい表示になっています。 |
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(新製品外観) |
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(操作パネル) |
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ナチュラルホワイト |
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参考資料<「プラズマクラスター」技術とは> |
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「プラズマクラスター」技術 |
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ダニのふん・死がいの浮遊アレル物質※7の増加を抑える |
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浮遊カビ菌を除菌※8 |
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浮遊ウイルスの作用を抑える※9 |
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衣服に付いたタバコ臭を「ゾーン脱臭」※10 |
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静電気を低減し花粉などの付着を抑制※11 |
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浮遊菌の作用を抑える※12 |
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「プラズマクラスター」による作用抑制メカニズム(イメージ図) |
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(1)イオンを放出
自然界にあるのと同じプラス(H+)と
マイナス(O2-)のイオンを、プラズマ
放電により作り出し空気中に放出。
※水分子に取り囲まれていない
イオンと比較、シャープ(株)調べ。 |
(2)浮遊カビ菌の表面に作用
浮遊カビ菌の表面に付着し、非常
に酸化力の強いOH ラジカルに変
化。表面のタンパク質から瞬時に水
素(H)を抜き取り、タンパク質を分
解。 |
(3)水になって空気中に戻る
浮遊抜き取った水素(H)とOH ラジ
カルが結合し、水(H2O)になって空
気中に戻る。 |
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※7 |
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【試験機関】広島大学大学院 先端物質科学研究科 【試験方法】掃除をしない実際の居住空間(約8畳)での浮遊ダニのアレル物質の作用をELISA法で測定。その増加率を算出。(プラズマクラスターイオン濃度:3,000個/cm3)
【試験結果】4週間後にダニのアレル物質の増加を抑制することを確認。 |
※8 |
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【試験機関】(財)石川県予防医学協会 【試験方法】約31m3(約8畳相当)の試験空間にプラズマクラスターイオンを放出し、浮遊カビ菌をエアーサンプラーにて測定。(プラズマクラスターイオン濃度:3,000個/cm3) 【試験結果】約195分で除去率99%。 |
※9 |
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【試験依頼先】 (一財)日本食品分析センター 【試験成績書】第17055766001-0101号(2017年6月19日発行)
【試験方法】約25m3の試験空間で日本電機工業会 規格(JEM1467)の性能評価試験にて実施。
【試験対象】浮遊した1種類のウイルス 【試験結果】約36分で99%抑制。140-5555型の風量「強」運転で実施。 |
※10 |
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約41m3(約10畳相当)の試験空間での約130分後の効果であり、実使用空間での実証結果ではありません。ニオイの種類・強さ・対象物の素材などによって、ニオイ除去効果は異なります。タバコ臭効果試験はガスファンヒーターを用いた実証効果です。 |
※11 |
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約41m3(約10畳相当)の試験空間での約45分後の効果です。静電気除去効果試験はガスファンヒーターを用いた実証効果です。 |
※12 |
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【試験依頼先】 (一財)日本食品分析センター 【試験成績書】第17055766001-0201号(2017年6月19日発行)
【試験方法】約25m3の試験空間で日本電機工業会 規格(JEM1467)の「浮遊ウイルスに対する除去性能評価試験」を参考に実施。
【試験対象】浮遊した1種類の菌 【試験結果】約33分で99%抑制。140-5555型の風量「強」運転で実施。 |
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【仕様・価格】 |
■Air Grand(エアグラン) |
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※13 |
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日本電機工業会規格(JEM1467)に基づいた数値。 |
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