2015年9月15日
株式会社サムソン
東京ガス株式会社
大阪ガス株式会社
東邦ガス株式会社
株式会社サムソン(社長:吉岡龍示、以下「サムソン」)、東京ガス株式会社(社長:広瀬道明、以下「東京ガス」)、大阪ガス株式会社(社長:本荘武宏、以下「大阪ガス」)、および東邦ガス株式会社(社長:安井香一、以下「東邦ガス」)は、エアヒータ※1と燃焼比例制御システムを採用したことなどで運転効率が大幅に向上した高性能ガス焚き簡易貫流熱媒ボイラ※2(熱出力233kW)『ねつばいくん(SN-20GH)』(以下、「本製品」)を共同で開発しました。 各社は、本製品を本日より提案し、サムソンが販売します。 |
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(1)定格効率90%を達成 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
熱媒ボイラは、熱媒体に油を用いることで200~300℃の高温の熱が得られることから、化学・油脂・プラスチック・ゴム・石油・繊維・塗装工業など幅広い産業分野で利用されています。これまでの熱媒ボイラは、170℃の蒸気を発生させる一般的な蒸気ボイラと比べて熱損失が大きく、定格効率(出力100%時の運転効率)は80%程度が一般的でしたが、本製品は、高温の排ガスを利用して燃焼用空気を加熱するエアヒータを採用することで、従来機(SN-20GN)よりも10%高い定格効率90%を達成しました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
(2)燃焼比例制御システムの採用で運転効率を22%向上 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
本製品では、出力100%から25%の間でお客さまの使用負荷に応じて燃焼量を自動で制御する燃焼比例制御システムを採用しました。これにより、ON/OFFの頻度が大幅に低減※3し、エアヒータによる効果と併せて、運転効率が22%向上※4しました。 また、燃焼量の自動制御に応じて送風量の調整が可能となったことから、送風機の消費電力の低減を実現しました。 |
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(3)最大16台の多缶設置によるシステム全体で高い運転効率を維持 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
本製品では、多缶(複数台)設置を可能とする設計としたことで、最大16台(233kW×16台=3,728kW)の大容量熱媒加熱設備※5を構築することができます。使用負荷に応じた最適な運転制御を行うことで、同規模の大容量ボイラを1台設置する場合に比べて、システム全体として高い運転効率を維持します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
各社は、これまで電気ヒータ等を使用していた高温利用設備を保有するお客さまへのガス化提案や、既設ボイラを長年使用されているお客さまへの更新提案などを行っていきます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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