2015年6月17日
2021年3月31日追記
大阪ガス株式会社
株式会社ササクラ
大阪ガス株式会社(社長:本荘 武宏、以下 大阪ガス)は、騒音源の隣に設置するだけで空間的に広がる騒音を低減できる小型ANC(Active Noise Control)装置「スポットサイレンサー」※1を開発しました。スポットサイレンサーは、2015年7月1日より、株式会社ササクラ(社長: 笹倉 敏彦、以下 ササクラ)が販売を開始します。 <2021年3月31日追記> 2021年3月31日をもって「スポットサイレンサー」の販売を停止しましたので追記します。 |
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本製品は、吸音・遮音対策が難しい低周波音※2に対して、逆位相の音※3を重ね合わせることで低周波音を相殺し、騒音を低減させるANCの手法を活用しています。さらに、小型かつ一体型で設置時のプログラム設定が簡易な、画期的な製品です。 | ||||||||||||||||||||
ANCの手法は、空調ダクトなど狭い密閉空間では既に実用化されていますが、工場や建設現場など広い空間に広がる音に対しては、マイク・スピーカ・アンプ・パソコンなど複数の制御機器が必要であり、現場ごとに構成機器の仕様や配置を事前に設計し、シミュレーションするため、手間やコストがかかり、普及していませんでした。 大阪ガスでは家庭用・業務用各種ガス機器のさらなる静音性向上に向けて、2000年頃からエネルギー技術研究所において音響解析技術の研究に取り組んできました。今回、これまで蓄積してきたノウハウ・技術を活用し、現場ごとの仕様設計が不要で簡易にプログラム設定ができる、小型で一体型のANC装置の開発に成功しました※4。この装置は、騒音源の隣に設置するだけで空間的に広がる騒音を低減することができます。 |
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本製品はガスエンジンコージェネレーションシステムなどの静音性向上に活用できるほか、コンプレッサーや変圧器で騒音が問題となっている商業施設や工場などでの採用が期待できます。 | ||||||||||||||||||||
なお、本製品の生産にあたっては、自社技術だけでなく他社が持つ技術やアイデアを組み合わせて革新的なビジネスモデルや製品開発に繋げる「オープンイノベーション活動」を活用し、製品の量産が可能となりました※5。 | ||||||||||||||||||||
今後、大阪ガスとササクラは本製品の販売を通じて、お客さまのビジネスの発展への更なる貢献を図っていきたいと考えています。 | ||||||||||||||||||||
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