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プレスリリース

世界初、地中埋設管の位置をAIで判定する地中レーダー用ソフトウェアの販売を開始

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2021年9月29日
大阪ガス株式会社

 大阪ガス株式会社(社長:藤原 正隆、本社:大阪市中央区)は、日本信号株式会社(社長:塚本 英彦、本社:東京都千代田区)、株式会社HACARUS(社長:藤原 健真、本社:京都市中京区)と共同で、世界で初めて、地中にあるガス管や水道管などの位置を人工知能(AI)で判定する「AI自動判定ソフトウェア」を開発しました。2021年10月1日から、日本信号株式会社が本ソフトウェアの販売を開始します。


 道路の掘削作業を行う際には、地中に埋設されたガス管、水道管、下水管、電力・通信ケーブルなどを破損しないよう、事前に埋設管の位置を特定する必要があります。大阪ガスでは地中レーダーを用いて埋設管の位置を探査しています。しかし、埋設状況によっては判定が難しいケースがあり、埋設管の正確な位置を特定するには一定の経験が必要でした。


 今回開発したソフトウェアでは、地中レーダーの探査画像をAIが自動判定し、埋設管の位置を特定します。熟練作業者の判定方法をAIに学習させることで、高い精度を実現しました。本ソフトウェアを導入することで、初心者でも簡単に埋設管の位置を特定することが可能となります。
 また、少量の学習データで高い精度を発揮できる「スパースモデリング」※1を採用したことで、開発にかかる時間・コストを低減することができました。本ソフトウェアは既存の地中レーダーに搭載できます。


 3社は、より安心で安全な工事ができるよう、本ソフトウェアを搭載した地中レーダーを全国のガス、水道、電力、通信などの事業者へ普及させていくとともに、今後もAI判定精度の向上に取り組んでいきます。


 Daigasグループは、様々なステークホルダーとともに社会課題の解決に資する価値「ミライ価値」を創造するため、AI技術の導入などDXの推進にも取り組み、「時代を超えて選ばれ続ける革新的なエネルギー&サービスカンパニー」への進化と、持続可能な社会の実現への貢献を目指してまいります。


※1 株式会社HACARUSが開発したAIモデル。大量の学習データが必要な「ディープラーニング」と比較して、少量のデータから特徴を抽出し、学習と推論を行える技術。


1.地中レーダーによる埋設管の探査

地中レーダーによる埋設管の探査-1
地中レーダーによる埋設管の探査-2

2.システムの概要

システムの概要

以上

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