2020年4月24日
大阪ガス株式会社
大阪ガス株式会社(代表取締役社長:本荘武宏)は、画像解析を中心に優れたAI技術を保有するベンチャー企業である株式会社HACARUS(代表取締役CEO:藤原健真、以下、「HACARUS」)に出資しました。HACARUSの持つAI技術を活用し、更なる業務効率化や保安水準の向上、サービスの高度化に取り組んでいきます。
HACARUSは、少量データからの識別や予測を可能にするAI手法「スパースモデリング※1」を軸に、産業・医療分野にオリジナルソリューションを提供しています。
当社は、業務効率化等を実現するため、2019年8月にHACARUSとAI・IoTソリューション共同開発に関する基本合意書を締結しました。その後、ガス導管の保安水準の向上を目的とした「地中埋設物探査におけるAI判定」や、お客さま先の製品品質の均一化を目指した「工場における製品不良のAI検知」等の実証試験※2を行ってきました。
当社は、実証試験を経て、今後HACARUSのAI技術は当社の様々な業務効率化に加え、保安水準の向上やサービスの高度化に資する可能性があると判断したため、出資を行うこととしました。
Daigasグループは、長期経営ビジョン「Going Forward Beyond Borders 2030」において、先端技術・最新手法を取り入れることで、「お客さまの期待を超える商品・サービス」を提供し続けることを掲げており、今後もオープンイノベーションなどを一層推進し、暮らしやビジネスに役立つ新たなサービスの提供を目指してまいります。
※1: | 少量データでAIの学習が可能であるため、一般的技術であるディープラーニングと比較し、一定の条件下において、安価、計算スピードの速さ、透明性の高さという点で、技術優位性を有するHACARUS独自の画像解析技術です。 | |
※2: | 地中埋設物探査や製品不良の検知には、ともに熟練の技能が必要です。熟練者の判断力をAIに学習させることで、地中レーダー画像から埋設ガス管の位置を読み取ることや、製品の良品・不良品の判定や異常品を自動検知することが可能となれば、経験の深さにかかわらず精度の良い判定が実現します。 |
以上
(別紙)
Daigasグループが持つ技術力やグローバルに展開する事業活動を、Webサイトページ「ENTERPRISE FUTURE」で紹介しています。
以上
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