河内光起選手、混合4×400mリレー、男子4×400mリレーで世界陸上へ!
6月に行われた日本陸上競技選手権大会に400m個人6位入賞の成績が評価され、河内光起選手が、初日の混合4×400mリレーと、最終日の男子4×400mリレーのリザーブ選手に選ばれました。日本代表選手を支える、重要なポジションです。河内選手に、リザーブ選手として大会に臨む気持ちを聞きました。
――― 入社3年目での快挙ですが、これまでを振り返ってください
1年目は、新型コロナ禍での入社で合宿もできず、今津グランドで黙々と一人練習をする日々でした。大会が次々と中止になったこともありますが結果が出ず、反省をもとに小坂田監督につきっきりで練習を見ていただきながら2年目を迎えました。昨年はタイムも上がり始め、秋の全日本実業団で2位に入るなど成果が出始めたところで3年目の今年に入り、日本選手権で6位となり「やりました!」という感じです。
![河内 光起 選手](/company/efforts/sports_culture/trackfield/special/seriku2022/players/img/sec_players02_photo01.jpg)
――― 大阪ガス陸上部へ入って、ご自身の走りで変わったところはどこですか
僕の走りはもともと動きが小さい、いわゆるピッチ走法でした。歩数が増えて疲れてしまうので、400mでは不向きなのに、学生時代はよくわかっていませんでした。小坂田監督から最初にそこを指摘され、一年かけてストライド走法への改善に取り組んできました。
ストライド走法ができるようになってから、レースの中で走り方に切り返しができ、工夫できるようになりました。ピッチ走法のときは最初から最後までひたすら走っているだけでしたが、今ではコーナーだけピッチで走って直線はストライドで、というようにレース展開を上手く持っていけるようになったと思います。
――― 日本選手権6位入賞は、大会前から手応えがあったのですか
![河内 光起 選手](/company/efforts/sports_culture/trackfield/special/seriku2022/players/img/sec_players02_photo02.jpg)
それが、今シーズンは、練習でいい走りができるのに本番では全くできない状況が続いていて、原因がわからず、監督と二人悩んでいたのですが、いろいろと改善策を試みた結果、一番大事な日本選手権の予選でバチっとはまりました。それまで300mから失速していたのが、あの日は400mをきれいに走りきれました。
――― 成績が評価され、オレゴン世界選手権大会の混合4×400mリレーと男子4×400mリレーリザーブ選手に選ばれました
僕自身選ばれるとは思っていなかったのでとても驚いています。リザーブでも代表は代表。代表歴がつくことを考えれば、メンバ―に入れるのと入れないのとでは大きな差です。会社にもこのような報告ができることがすごく嬉しいです。僕を必要として下さった陸連の期待にも応えたいです。
![河内 光起 選手](/company/efforts/sports_culture/trackfield/special/seriku2022/players/img/sec_players02_photo03.jpg)
――― 改めて、世界陸上へは、どのような心構えで臨みたいですか
いつメンバ―がケガをしても「いけます」と言えるよう、常にベストな状態をキープしていたいと思います。バックにそんな控えがいれば、メンバーは安心して全力を尽くせると思いますから。とにかく、リザーブという役割をしっかりと果たしてきたいです。そして、選ばれたことを糧に、来年の世界陸上や続くパリ五輪で、今度は、正式メンバーとして選ばれるように力をつけていきたいです。