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ガスビル食堂物語
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「ガスビル食堂物語1編〜10編」
> 20世紀モードの軌跡
モダン文化が花開いた時代、流行の衣装を身につけた女性たちもガスビルを訪れています。服飾評論家の深井晃子さんに、20世紀モードの流れについてうかがいました。
ガスビル食堂のバーカウンターにて
深井 晃子(Akiko Fukai)
服飾評論家、京都服飾文化研究財団チーフキュレーター、静岡文化芸術大学教授。『20世紀モードの軌跡』『ジャポニスム イン ファッション』『名画とファッション』など服飾に関する著訳書多数。
「モダン」という言葉がファッショナブルな響きを持った。都会には洋装のモガ・モボ(モダンガール・モダンボーイ)が現れる。ガスはそうした洋風の都会生活のイメージを象徴した。この着物姿の女性は洋髪、エプロン、そして脚を組んだポーズが何ともおしゃれだ。
大阪ガスの小冊子の表紙に描かれた女性(1935年)
(大阪ガス 蔵)
20世紀になると女性たちは、それまでの習慣だった窮屈なコルセットを脱ぎ捨てる。脚が見えるようになった新しい時代の服には、短い髪がよくにあった。
41cmのウエストを誇る
カフェ・コンセールの歌手
ポレールのくびれた蜂腰(1902年)
1920's
第一次世界大戦をきっかけに、女性は社会進出し始めた。戦場に行った男性に代わり、女性も様々な仕事につくようになる。日本にも洋装が広がり始めた。
大正13年秋の流行(「婦人グラフ」1924年.10月号)。
第二次大戦後の洋装時代に先がけて流行した洋装
1930's
洋装の女性は、まだ数としては少なかった。だが決して彼女たちはパリの流行情報に遅れてはいなかった。モダンなガスビルは和風の街並みのなかで、洋装が似合う数少ないおしゃれな場だった。
自動車に乗り込むモガ(1931年)
(写真提供:毎日新聞社)
ガスビル8階テラスにて(1934年)
(大阪ガス 蔵)
1950's
戦後、急速に女性の洋装が広まった。パリからのファッション情報は、大阪の街角でも、すぐに見られるようになっている。
昭和26年頃の女性の夏姿(1951年)
(写真提供:毎日新聞社)
1960's
若者パワーが広がった60年代。若さではち切れるようなファッションが登場した。スカート丈は、初めて膝上に上がり、「ミニ」と呼ばれた。
パリから発信されたクレージュのミニとホットパンツは、世界中の女性の注目を集め、意識を変えた。
(右上は、1967年〜68年秋冬コレクション、右下のヤングルックは1969年春夏コレクションより)
1970's
誰でもが手軽に着られる既製服の時代がやってきた。と同時に、それまでとは違ったおしゃれのルール<カジュアル>な着こなしが新鮮だった。
1960年代後半から70年代初め、ヒッピーの影響で髪を長く垂らしたスタイルが目立った
(1970年夏、パリ・サンジェルマンデプレの風景、photo:Hiroyuki Iwata)
20世紀は、女性が社会に進出した世紀だった。キーワードは活動的、自由、若々しく。21世紀にはいって、女性とファッションはどんな風に変わるのだろうか
資料提供:京都服飾文化研究財団