大阪ガス株式会社(社長:芝野博文)は、弊社が販売した株式会社ガスター(社長:中西誠一)製「シャワー付BFふろ釜 ※1 」の一部の製品において、その「給湯・風呂ガス電磁弁 ※2 (以下、電磁弁)」の不具合から、繰り返し給湯やシャワーを使用する中で、場合により高温水や蒸気が出る可能性のあることが 、ガスターからの報告により判明しましたので、該当製品の点検および部品交換作業を自主的に実施させていただくことといたしました。
お客さまには、ご心配、ご迷惑をおかけいたしますことをお詫びするとともに、点検および部品交換作業について、何卒、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
なお、弊社ブランド品ではこの様な事象は発生しておりませんが、全国で32件発生しており、うち7件でお客さまが火傷をされたとガスターより報告を受けています。
※1 |
シャワー付BFふろ釜:浴室内に設置し、屋外から取り入れた空気により燃焼し、屋外に燃焼排ガスを排出する給排気方式の
ふろ釜で、風呂追い焚き、給湯、シャワーの機能がある。 |
※2 |
給湯・風呂ガス電磁弁:ガス通路の開閉を自動的に行う弁。シャワーや給湯の出湯栓を開くと弁を開いてガスを通し、出湯栓を
止めると弁を閉止してガスを止める。 |
当該「シャワー付BFふろ釜(32−876〜879型)」は、電磁弁の製造工程において電磁弁本体が偏った状態でガス通路ブロック※3に取り付けられている場合、電磁弁が開いた状態で固着することがあります。その場合、出湯栓切替レバー※4を閉めても、電磁弁が閉止しない状態になるため、燃焼が10秒程度継続することで、機器内に滞留した温水が過熱され、再度、出湯栓切替レバーを開けた際、高温水や蒸気が出る可能性のあることがガスターの報告により確認されました。
なお、電磁弁本体が偏った状態となる原因は、以下の二点です。
(1) |
電磁弁の設計時の配慮不足から、電磁弁をガス通路ブロックに取り付けるネジ穴の余裕度が大きく、
作業のばらつきが発生するため。 |
(2) |
電磁弁製造時の鋳型の精度不良により、ネジ穴がずれた状態の電磁弁が存在するため。 |
※3 |
ガス通路ブロック:電磁弁を取り付けるガス通路部分。 |
※4 |
出湯栓切替レバー:給湯、シャワーを使用するための操作レバー。 |
弊社といたしましては、以下の方法によりお客さまへお知らせするとともに、部品の準備が整い次第、順次点検および部品交換作業を無償で行ってまいります。
お客さまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
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対象型式および販売台数 |
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型式 |
販売台数 |
販売期間 |
32−876型
32−877型
32−878型
32−879型 |
912台 |
平成11年3月〜
平成15年8月 |
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お客さまへのお知らせとお願い |
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12月13日(水)の主要新聞朝刊に告知広告を掲載するとともに、弊社ホームページに掲載します。また、対象のお客さまへは弊社よりダイレクトメールにてご連絡します。
対象機器をお使いのお客さまにつきましては、点検および部品交換が完了するまでの期間、給湯やシャワーは、出湯栓切替レバーを開けてすぐに直接身体にかけることは避け、しばらくお湯を流した上でご使用ください。また、浴槽に入られる場合は、温度をご確認の上、ご入浴ください。
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作業内容 |
部品が整い次第、順次訪問の上、点検および部品交換作業を無償で実施します。
(1)作業内容: |
「給湯・風呂ガス電磁弁」を交換した上で、シャワー経路に「熱湯遮断弁※5」を取り付けます。 |
(2)作業時間: |
約60分/台 |
※5 |
熱湯遮断弁:形状記憶合金により、高温水が触れると出湯経路を閉じる機能を持った弁。 |
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該当機器の見分け方 |
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お客さまのお問い合わせ先 |
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大阪ガスお客さまセンター
フリーダイヤル 0120−0−94817
受付時間 (月〜土 )午前9時〜午後7時
(日・祝日) 午前9時〜午後5時 |
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