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プレスリリース

小型ガスコージェネレーションシステム「ジェネライト」の新製品を共同開発 〜35kWシステムの大幅なコンパクト化、総合効率88%を実現〜

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2016年3月29日
東京ガス株式会社
大阪ガス株式会社
東邦ガス株式会社

 東京ガス株式会社(社長:広瀬道明)、大阪ガス株式会社(社長:本荘武宏)、東邦ガス株式会社(社長:安井香一)は、ヤンマーエネルギーシステム株式会社(社長:梅垣直也)と共同で、小型ガスコージェネレーションシステム(以下、「コージェネ」)※1「ジェネライト」※2の新製品(以下、「本製品」)を開発しました。各社は、本年4月より販売を開始します。
 本製品は、設置場所などの制約がある屋内にも設置できるコージェネとして、機器のコンパクト化、分割化、放熱処理の水冷化対応など改善を図りました。また、燃焼方式の変更により、小型コージェネとしてはトップクラスの総合効率88%を実現しました。
 
 具体的な特長は以下の通りです。
1. 屋内設置性の向上
 
(1) 設置スペースの削減
   現行の25kWコージェネで使われている小排気量のガスエンジンをベースに、ストイキ燃焼方式※3を採用することで、同じエンジンサイズのまま出力を35kWまで向上することに成功しました。これにより、現行の35kWコージェネに比べて設置スペースを約3割削減しました。
(2) 搬入性の向上
   本製品では、本体を上下に2分割することが可能になったため、既存の建物等への搬入が容易になりました。
(3) 水冷式への対応
   従来の本体付属の放熱用ラジエータで冷却する方式(空冷式)では、大規模なダクト工事が必要となるなどの理由で設置場所に制約がありました。今回オプションとして、既設の冷却設備と接続して冷水で冷却する方式(水冷式、ラジエータレス仕様)にも対応したことで、新たに設置できる場所が広がりました。
2. 総合効率の向上
   ストイキ燃焼方式の採用による排熱回収量の増加や、熱交換器の改善による熱交換効率の向上によって、小型コージェネとしてはトップクラスの総合効率88%を実現しました。
 
 各社は、本製品を、既設の中・小型コージェネの取替えを検討されているお客さまに加え、温水需要の多い病院・ホテル・福祉施設や、停電時における電源セキュリティ機能の強化を検討されているお客さまへご提案していきます。
 各社は、今後もコージェネの技術開発に努め、省エネルギー、環境への貢献に取り組んでまいります。
 
※1: ガスコージェネレーションシステムは、1次エネルギーであるガスを燃料としてガスエンジンで発電を行い、発生した排熱を熱回収し温水等で取り出すシステムです。電力・熱の需要地に設置してエネルギーを有効活用できるため、総合エネルギー効率が高く、省エネルギー性や経済性に優れたシステムとして年々普及が進んでいます。現在では、福祉施設、病院、飲食店、温浴施設、店舗、工場、ホテル等さまざまな業種のお客さまにご採用いただいています。
※2: 一般的に、コージェネレーションシステムは2,000kW以上を大型、300kW以上2,000kW未満を中型、300kW未満を小型と区分されています。そして小型の中でも100kW未満のものをジェネライト(マイクロコージェネ)と呼びます。
※3: ストイキ(Stoichiometry)燃焼方式とは、空気と燃料を余ることなく反応する濃度で混合し、エンジンで燃焼させる方式です。現行の35kWコージェネで採用されている、空気を燃料に対して過剰に混合しエンジンで燃焼させるリーンバーン(Lean Burn)方式に比べ、同じエンジンサイズでも発電出力が大きいことが特長です。
 
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<新製品の外観写真>
新製品の外観写真 
 
<仕様(35kW ジェネライト)>
仕様(35kW ジェネライト) 
※4: それぞれオプションとしてラジエータレス仕様をラインナップしています。
※5: (  )内の数字は、温水温度が88℃のときの効率です。
※6: 停電対応仕様機の質量は、1,530kgです。
※7: 停電対応仕様機のメーカー希望小売価格は、12,744,000円(税抜11,800,000円)です。
 
 
以上
 
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(参考資料)
<新製品の特長>
1. 屋内設置性の向上
 
(1) 設置スペースの削減
   現行の25kWコージェネで使われている小排気量のガスエンジンをベースに、ストイキ燃焼方式を採用することにより、同じエンジンサイズのままで出力を35kWまで向上することに成功しました。その結果、現行の35kWコージェネと比較し、設置に必要なスペースを約3割(奥行▲300mm)削減しコンパクト化を実現するとともに、製品質量を約1割(▲120kg)軽量化しました。
   
   
(2) 搬入性の向上
   本体上部の放熱用ラジエータを横向きにし、インバータを本体下部に配置することにより、本体を上下に2分割することが可能となりました。これにより、エレベータでの搬入や、入口扉の高さ制限のある機械室への搬入が容易となりました。
   
   
(3) 水冷式への対応
   従来の本体付属の放熱用ラジエータで冷却する方式(空冷式)では、大規模なダクト工事が必要となるなどの理由で設置場所に制約がありました。今回、本体を既設の冷却水設備と接続して冷却する方式(水冷式)をオプションとして開発したため、空冷式では設置が難しかった場所にも新たに設置することが可能となりました。
   
2. 総合効率の向上
   一般的に、ガスエンジン式のコージェネの燃焼方式は、ストイキ燃焼方式(空気と燃料であるガスを余ることなく反応する濃度で混合して燃焼させる方式)と、リーンバーン方式(ストイキ燃焼方式よりも、ガスに対する空気の混合割合を増やして燃焼させる方式)に分類されます。
 今回、ストイキ燃焼方式を採用したことにより、現行機のリーンバーン方式に比べて燃焼室内の燃料ガス濃度が高くなり、体積あたりの発熱量が大きくなるため、排気ガス温度が上昇し、排熱回収量が増加しました。さらに、温度が上昇した排気ガスから適切に熱回収を行うために、熱交換器内部の冷却水配管の太さや経路を最適化し、熱交換部分の表面積を拡大したことにより、熱交換効率が向上し、小型ガスコージェネとしてトップクラスの「総合効率88%」を実現しました。
 
<燃焼方式の違い>
 

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