大阪ガス株式会社(社長:本荘武宏)が富士電機株式会社(社長:北澤通宏)と共同で開発し、当社が2015年5月に発売した世界初の電池駆動家庭用ガス警報器※1のガス検知部に用いられている「超低消費電力ガスセンサー」の発明に対し、公益社団法人発明協会より平成29年度近畿地方発明表彰 特許庁長官賞※2が授与されました。併せて、本発明の実施業績につき、当社と富士電機株式会社に対して実施功績賞が授与されました。 |
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特許庁長官賞は「優秀な発明等を完成し、その実施効果が高く、地域産業の向上に寄与していると認められる発明者」に授与されるものです。また、実施功績賞は「上記発明の実施に関し、功績のあった事業者」に授与されるものです。 |
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この発明は、ガスセンサーの消費電力を従来の約600分の1以下に削減し、家庭用ガス警報器の長期間電池駆動を世界で初めて実現したものです。これにより家庭用ガス警報器のコードレス化が実現し、設置場所の制約が解消されるため、万一のガスもれをお知らせする家庭用ガス警報器の一層の普及率向上に貢献するものと期待されています。家庭用ガス警報器の電池駆動化は、長年「夢の技術」と言われてきましたが、ガス検知材料を薄膜化するとともに半導体製造技術を活用し、センサーを超小型化することで、約16年の歳月をかけ実現しました。今回の受賞は、電池駆動可能な省電力性と高感度・長期耐久性・高信頼性などの相反する課題を解決する発明を成し、これにより世界初の技術を実用化した点が高く評価されたものです。 |
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当社は、今後もお客さまの安心・安全を支える技術開発を推進していきます。 |
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受賞対象発明と発明者 |
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「電池式ガス警報器用超省電力ガスセンサ(特許第5240767号)」
野中篤、大西久男(大阪ガス株式会社)、中山敏郎(元 大阪ガス株式会社)
鈴木卓弥、岡村誠(富士電機株式会社)、国原健二(元 富士電機株式会社) |
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11月22日、ホテル日航奈良にて平成29年度近畿地方発明表彰 表彰式が執り行われ、共同受賞者の富士電機株式会社とともに特許庁長官賞の賞状および楯が授与されました(授賞式写真: 左より、当社 野中篤、元大阪ガス株式会社 中山敏郎氏、富士電機株式会社 岡村誠氏)。併せて、当社社長 本荘武宏(代理 竹本哲也)に実施功績賞の賞状および楯が授与されました(授賞式写真: 当社 竹本哲也)。 |
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ガス検知材料「酸化スズ薄膜」の電子顕微鏡写真と模式図 |
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超低消費電力薄膜ガスセンサーの断面模式図 |
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同技術はこれまでに以下の表彰を受賞しています。 |
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以上 |