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プレスリリース

エネファームtype Sと連携可能なリチウムイオン蓄電システム スマートエネルギーハウス蓄電システムの発売

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2017年3月24日
大阪ガス株式会社
京セラ株式会社

 大阪ガス株式会社(社長:本荘 武宏、以下「大阪ガス」)と京セラ株式会社(社長:山口 悟郎、以下「京セラ」)は、国内住宅用定置型リチウムイオン蓄電システムの新製品として、家庭用燃料電池「エネファームtype S」で発電した電力を充電できる小型・軽量の3.2kWh蓄電システム「スマートエネルギーハウス蓄電システム(以下、SEH蓄電システム)」を共同で開発し、本年4月より販売を開始します。
 
スマートエネルギーハウス蓄電システム  スマートエネルギーハウス蓄電システム   
 
 「SEH蓄電システム」は、大阪ガスが有する3電池(燃料電池・太陽電池・蓄電池)の最適制御に関するノウハウと、京セラが有する蓄電システムのノウハウをベースに開発した製品です。大阪ガスが2011年7月~2012年6月に実施した3電池の最適制御に関する実証では、新築住宅での年間CO2排出量の正味(ネット)ゼロを日本で初めて(※1)達成しており、本製品は、同実証を通じて得た技術を活用して開発しました。
 
  ※1   燃料電池・太陽電池・蓄電池を備えた「スマートエネルギーハウス」の居住実験において、国内で初めて年間CO2排出量ネットゼロを達成(2012年8月2日当時、大阪ガス調べ)
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「SEH蓄電システム」の主な特長は以下のとおりです。
(1) 「エネファームtype S」の発電ポテンシャルを最大限に引き出すシステム
エネファームtype Sは、700W定格出力運転時が最も発電効率の良い運転状態です。そこで、深夜など電気使用量が少なく700Wに満たない時間帯には、発電した電力をSEH蓄電システムの充電に充て、稼働率を高めることでエネファームtype Sの発電能力を最大限に活かし、環境性の向上を実現します。
 
【SEH蓄電システムの運転イメージ】
【SEH蓄電システムの運転イメージ】   
 
(2) 3電池の最適制御で、一次エネルギー消費量を約62%削減
  エネファームtype Sは、世界最高52%(※2)の発電効率を有し、エネルギー利用率も従来の火力発電と比較して約2倍(※3)と非常に高効率な分散型エネルギーシステムです。SEH蓄電システムは、この高効率なエネファームtype S由来の電気(※4)を充放電し、自家消費できるため、環境性に優れます。
さらに、燃料電池と太陽電池に、SEH蓄電システムを加えた3電池を最適制御した場合には、従来システムと比較し、家庭における年間の一次エネルギー(石油・石炭・天然ガスなど)消費量の約62%削減(※5)を実現し、環境負荷の低減に貢献します。
 
【省エネ性】
【省エネ性】  
 
  ※2   定格出力1kW以下の家庭用燃料電池で世界最高の発電効率(2016年2月24日時点、大阪ガス調べ)
  ※3   エネファームtype Sによる発電(一次エネルギー:天然ガス)のエネルギー利用率:約87%、従来の火力発電システムによる発電(一次エネルギー:石油・石炭・天然ガスなど)のエネルギー利用率:約40%(エネルギー使用の合理化に関する法律にもとづく大阪ガス試算)
  ※4   エネファームtype Sの定格発電効率52.0%(LHV)、系統電力の効率 夜間:38.8%、平均:36.9%(受電端効率、省エネルギーセンターHPより)
  ※5   試算条件
想定条件(150m2、4人家族)、一次エネルギー換算値(ガス:45MJ/m3、電気:9.76MJ/kWh)のもとに大阪ガスが算出。
【従来ガス給湯暖房システム+火力発電】
   ガス給湯暖房機、ガス温水床暖房(リビング・ダイニング)、ミストサウナ機能付きガス温水浴室暖房乾燥機、ガスコンロ、電気エアコン
【3電池(燃料電池・太陽電池・SEH蓄電システム)】
   エネファームtype S、ガス温水床暖房(リビング・ダイニング)、ミストサウナ機能付きガス温水浴室暖房乾燥機、ガスコンロ、電気エアコン、太陽光発電3.6kW、SEH蓄電システム
 
 大阪ガスと京セラは、今後も3電池の普及促進に取り組み、お客さまの快適な暮らしの実現と環境負荷の低減、エネルギーの安定供給の向上等に貢献してまいります。
 
*「エネファーム」は、JXエネルギー(株)、東京ガス(株)、大阪ガス(株)の登録商標です。
 
以上
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(別紙)
 
【新製品の設置イメージ】
<戸建住宅>
新製品(イラスト:左)とエネファームtype S(イラスト:中央および右)と併設する場合
新製品(イラスト:左)とエネファームtype S(イラスト:中央および右)と併設する場合 
 
<集合住宅>
新製品(右イラスト)とエネファームtype S(左イラスト)各々を単体設置する場合
新製品(右イラスト)とエネファームtype S(左イラスト)各々を単体設置する場合 

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