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プレスリリース

世界最大規模のグリーン水素製造を推進するデンマークEverfuel社への出資について

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2023年12月13日
伊藤忠商事株式会社
大阪ガス株式会社

 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井敬太、以下「伊藤忠商事」)と大阪ガス株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:藤原正隆、以下「大阪ガス」)の100%子会社であるOsaka Gas UK, Ltd.(社長:大井田 賢士)は、共同で保有予定の特別目的会社(以下「SPC」)を通じ、グリーン水素バリューチェーン構築を推進するEverfuel A/S(本社:デンマーク ヘアニング、CEO:Jacob Krogsgaard、以下「Everfuel社」、オスロユーロネクスト証券取引所上場)の株式取得に関する契約を締結しました。

 本SPCは関係当局からの認可を取得次第、Everfuel社の既存株主であるNel ASA(本社:ノルウェー オスロ、CEO:Hakon Volldal、以下「Nel社」)が保有する13.56%の株式を取得します。また、本SPCは将来Everfuel社が増資を行う際に、優先的に新規株式の引き受けを行うことに合意しました。

 デンマークを含む北欧は、風力等の再生可能エネルギー資源が豊富でグリーン水素製造に適していること、既存のグレー水素の置換需要や長距離輸送分野向けの需要が見込めること、政府補助や規制の整備により水素社会到来の機運が高いこと、等、水素地産地消事業の早期開始に有利な条件が揃っており、将来的には一大水素消費地となるドイツへのパイプライン輸送も計画されています。Everfuel社は水電解装置を用いたグリーン水素生産設備・輸送機器・水素ステーションの設計・EPC・運用を行い、産業分野・モビリティ分野への水素の販売を通じて、地産地消のグリーン水素バリューチェーン構築を推進しています。既に実績のある自社水素ステーションを通じた水素燃料供給に加え、同社水素製造第一号案件として、世界最大級※1となる水素製造・配給プラント(電解装置規模20MW)の商業運転開始を2024年に予定しており、同プラントでは隣接する製油所への水素供給も合意しています。

 伊藤忠商事は、中期経営計画の基本方針のひとつに『「SDGs」への貢献・取組強化』を掲げており、Everfuel社への出資を通じて水素事業の早期収益化を図ります。本事業を通じて得られる知見やノウハウを活用し、水素の地産地消事業の欧州および他地域への横展開ならびに水素派生商品の製造事業への参画を目指して参ります。

 Daigasグループは、2021年1月に発表した「カーボンニュートラルビジョン」や2023年3月に発表した「エネルギートランジション2030」のもと、2050年のカーボンニュートラル実現を目指しております。本事業への参画を通じて、グリーン水素の利活用による脱炭素社会の実現に貢献して参ります。

※1:2023年12月現在、商業運転を行うグリーン水素製造プロジェクトとして世界最大規模(当社調べ)

<会社概要>

会社概要

<グリーン水素プロジェクトと出資スキーム図>

グリーン水素プロジェクトと出資スキーム図

<Everfuel社の水素製造プロジェクト>

Everfuel社の水素製造プロジェクト

以上

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Daigasグループの「2050年脱炭素社会実現」に向けた挑戦
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