2015年7月受講
泉大津市立上條小学校 教諭(家庭科担当) 鈴木 佳世 先生
エコ・クッキング指導者養成講座を受講してからの工夫点①
座学の時間はもちろん、実習でも、食品の廃棄量をへらすためには皮をむかずに食べる、炎はなべ底の大きさにあわせる、水の使い方に気をつける等、随所にエコ・ポイントを盛り込んでお話しをしています。

ダシをとった後の煮干しは全部あつめて、鈴木先生がつくだ煮をつくります。
エコ・ポイントの実践として、だいこんの皮はむかずに食べる、味噌汁のダシに使った煮干しは、「みそ汁実習」時は"具"として、「ごはんとみそ汁実習」時は、つくだ煮にして食べました。無駄なく使って、かつ、おいしいことを学んだようです。
エコ・クッキング指導者養成講座を受講してからの工夫点②
学校のガスコンロや水回りに、エコを啓発するテープをはりました。目につくところに貼ることによって、 気をつけるようになりました。
子ども達の変化は?
"廃棄物を減らす"ということを意識するようになりました。例えば、ごはんのおこげを最後まで食べる等、「無駄にしたくない」という意識が強くなっているように思います。

また、以前は、水の量を気にせず使っていたので、水が飛び散りエプロンの前や床を濡らしていました。
私がエコ講座をうけてから、啓発テープをはったり、何回も話しをするようになったことで、子ども自身も気をつけるようになり、今ではエプロンの前や床を濡らす子どもがいなくなりました。
エコについて、子どもたちは頭ではわかっていても、実践できていないことが多かったのですが、啓発テープをはったり、何回も繰り返し伝えることで、意識もしますし、自然と体が覚えていっているようです。
今後について
環境問題については、総合学習時間で学んではいますが、家庭科の時間だからこそ学べることは、たくさんあると思っています。
水道の出し方ひとつで節水になり、水道代が変わること、野菜の食べ方・・・たとえばニラの根は食べられる状態で売られているので家では切らなくて良いこと、にんじんの皮をすてるのは日本だけであること等、豆知識のような感じで話しをすると、「そうなんだ、今まで捨ててた」と関心してきいてくれます。
感想文
調理実習が大好きな子どもだち!
調理実習の最後は、振り返りと感想を書く時間。
家庭科、特に調理は日々の生活に一番密着している内容なので、子どもたちも興味を持ち楽しみに受けてくれています。今後は、子どもたちに、もっと環境とエコな話を、エコ・クッキング指導者養成講座でいただいたパワーポイント等も活用して、もっともっと伝えていきたいと思います。