このページの本文へ移動します。

  • 企業案内
  • Daigasグループ
  • IR情報
  • 採用情報
  • CSR
  • 取り組み・活動
  • プレスリリース
講師 宮路 典彦 氏 講師 宮路 典彦 氏 農林水産省近畿農政局 経営・事業支援部地域食品課 課長 「子どもたちの食の現状と食育推進計画」

国(農水省)、自治体が牽引する食育「食育基本法・第3次食育推進基本計画概要」について説明。最近の子どもたちや若い世代の食の調査結果、現状などを背景に、農林水産省における食育の推進、和食の保護・継承、地産地消の推進の取組などを紹介いただきます。

女性の健康意識が高く「朝ご飯抜き」が多い

基調講演

  農林水産省では食の現状を調べています。平成28年度の主食、主菜、副菜を一日2回以上きちんと食べている人」、つまり「栄養バランスを配慮した食事を実践している方」は男性53%、女性64.9%で、少しづつ減ってきています。「朝食を欠食している方の割合」は成人11.4%、中学校6.6%、小学校4.5%で、おおよそ横ばいになっています。「家族同居されている方でご飯を一緒に食べているのはどれぐらいありますか?」という質問では、約6割の方が、朝ご飯57.8%、夕食が66.5%になっています。「朝食を食べていない」方は1/4ほどで、皆さん朝は忙しいということが、この表からも分かります。
 「生活習慣病の予防や改善のために食生活の実践をやっておられる方はどれくらいおられますか?」との質問には女性の方が1割程多く、やはり女性の方が食に対する意識や実践は高いということが読みとれます。農林漁業体験についての質問には、3割程度の方が体験したと答えています。そうした体験を経験した方は自然の恩恵や生産者への感謝を感じられるようになり、地元や国産の食品を積極的に選ぶようになるようです。

朝ご飯を習慣づけて規則正しい生活を送り健康的に

基調講演

 文部科学省では、「早寝、早起き、朝ご飯」活動を主体となって実施しています。この取り組みを始めた平成18年からは、朝ご飯を食べている人の割合は上昇してはいますが、それほど伸長している訳ではありません。朝ご飯の習慣に関しては、2歳から6歳の「必ず食べる」お子さまが93.3%、0歳から6歳の「必ず食べる」保護者81.2%。約8割の保護者の方は、わざわざ子どものためにご飯をつくっているのが分かります。このあたりは、保護者の方の愛情が感じられるところです。
 子どもの朝ご飯と就寝時間の関連を調査したところ、「遅くまで起きている」子は「朝ご飯食べていない」数が増加傾向にあります。1歳半から5歳児までの就寝時間をみてみると、3歳児までは半分以上は22時以降となっており、夜型の生活リズム。国際比較では、韓国に次いで2番目に睡眠時間が短いという結果となっています。早く寝ることは脳のためにもよいことが調査結果として出ていますので、子どものためにはゆっくり寝てもらうのが大切だということが理解していただけると思います。
 朝ご飯を食べる習慣が大切なので、ヨーグルトでもバナナでもおにぎりでもよいから、まずは何かを食べることが重要です。習慣が定着してきたら、主菜、副菜、汁ものも食べるようにしましょう。ご飯だけでなく、アミノ酸、リシンとかビタミンB群もきっちり摂取する必要があるということです。基本的には20時以降には食べないようにし、3食を決まった時間に食べる方がよいでしょう。そのためには、起床・就寝時間もきっちり決めことが大切です。

「食育推進基本計画」により食育の推進に関する基本的な方針や目標が決定

基調講演

 「食育基本法」は、食育に関する施策を総合的・計画的に推進し、健康で文化的な国民生活と豊かで活力のある社会の実現を目指して制定されました。その基本的な方針や目標が「食育推進基本計画」。食育基本法のもと、食育推進会議の中で食育推進基本計画が作成されます。
 平成28年3月18日には、「第3次食育推進基本計画」が決定。5年ごとに見直しが行われますが、食育推進基本計画の重点課題は5項目。「若い世代を中心とした食育の推進」「多様な暮らしに対応した食育の推進」「健康寿命の延伸につながる食育の推進」「食の循環や環境を意識した食育の推進」「食文化の継承に向けた食育の推進」が掲げられています。その中で、「若い世代を中心とした食育の推進」「多様な暮らしに対応した食育の推進」「食の循環や環境を意識した食育の推進」「食文化の継承に向けた食育の推進」の4項目が今回新しく設定されました。食育の推進には、国や地方公共団体とともに、国民とその家庭を中心に関係する地域や企業、地域全体で進めて、国民運動として推進することとしています。6月を食育月間として取り組んでいますが、特に力を注いでいるのが「食育推進全国大会」です。今年度は岡山で開催し、2.1万人の方に来場していただきました。
 食育の取り組みに関しては、政府が講じた施策や食育に関する事例を整理して国会に報告し、「食育白書」として農林水産省でとりまとめています。また、農林水産省における食育の推進については、「日本型食生活」の推進や農林漁業体験(教育ファーム)を通じた食育の推進を行っています。農林漁業体験については食育効果が特に高いこともあり、積極的に進めていきたいと考えています。

ユネスコ無形文化遺産の「和食」を保護・継承

基調講演

 「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されています。農林水産省では、「和食」の保護・継承の取組の一環で「おうちで和食」との名称でパンフレットを発行し情報を提供。食育による食文化の保護・継承などの取り組みを進めているところです。食育推進の支援として、「シンポジウム」「農業体験の取組」「食育推進リーダーの育成」のほか、「和食」と地域食文化の継承の取組や地産地消の取組の促進のためにコーディネーターの育成と派遣にも力を注いでいるところで、学校給食での地産地消を推進するために、こうしたコーディネーターの派遣を行っています。
  以上のようなことを心に留めていただき、農林水産省の食育の取り組みを見て触れる機会を設けていただければ幸いです。

当日の講演資料はこちら(PDF)

TOPページに戻る
このページのトップへ戻る