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開発者インタビュー

研究開発は最も重要な差別化戦略の一つです。
以下に紹介する、さまざまな新技術の研究開発、実用化に積極的に取り組んでいます。

第7回 家庭用燃料電池「エネファーム type S」

お客さまのニーズに合わせた改良機開発とさらなる挑戦

岩見 このチームでは私はまだまだ新人で、加わったのは2011年。初号機には、発売前の短い期間だけ関わりました。

鈴木 その前は開発とはまったく違う部門にいたからね。

岩見 ここの燃料電池技術は世界トップランクでSOFCの商品化も近いと以前から注目していて、自分もぜひ関わりたいと考え、自ら異動を志願しました。

鈴木 いまではメーカーさんとの間で、仕様内容などをまとめる主担当。改良機の開発には大きく関わっているよね。

岩見 改良機では、システムの再検討などを主体として、よりお客さまのニーズに合った機能をプラスしていくことも課題でした。停電時の自立機能やLPガスへの対応もそうですし、外付けだった電装基板をうまく内蔵化すれば、コストを下げられ施工性も良くなるのではとか、いろいろと試みましたね。

安原 基板の内蔵については、レイアウト次第で内部スペースが使えるのではないかと、メーカーさんに提案しました。ただ、外側はすっきりするけれど、今度は配線が一カ所に集まり設置時に施工しにくくなる問題が出てくる。そこは、岩見君が中心になって、メーカーさんと施工サイドの要望をすりあわせながら、いまのかたちを実現した。

岩見 デザイン的にもさらに良くなったということで、グッドデザイン賞も継続していただくことができましたね。

安原 今後の一番の課題は、やはり、より一層の低価格化を実現して、お客さまの裾野を広げていくことですね。さらに小型化を進め、将来は集合住宅にも設置していけるようにしたいという夢もありますが、そこで求められるコストのレベルはもっと低くなるし、求められる機能のレベルや信頼性はさらに高いものになるでしょうね。

井上 コストに関しては、今はセルスタックの影響が大きいので、発電性能をさらに上げながらコストを下げるとことを共にやっていく。その先にしか解はないでしょうね。

岩見 最近まで、高温部分には樹脂部品を使ってはいけないという規制がありました。しかし規制緩和の働きかけにより、樹脂部品の使用が認められたことで、コストが大きく下がる見通しが立ちました。今後もそういった面での規制緩和を、技術者の側から安全性を示し、働きかけていくことも試みたいですね。

鈴木 発電効率がさらに上がると、電気とお湯との関係上、もう少しタンクを小さくしてもメリットが出せる。するとよりコンパクトにもできる。コストダウン、高効率、コンパクトを全部追っていっても、必ずしも相反するものではない。ということで、我々に今後も求められているのは、次のステップへの絶えざる挑戦ということです。

開発メンバー プロフィール

鈴木 稔
90年入社、基盤研究所に所属。NEDO出向後、弊社開発研究部、燃料電池システム部を経て、現職。入社以来、燃料電池開発に従事。

安原 健一郎
98年入社、ガス導管の維持管理部門に所属。01年よりPEFCのシステム開発、07年よりSOFCのシステム開発を担当

井上 修一
02入社、ガスエンジン部材の信頼性評価等に携わった後、05年よりSOFCの開発担当。主にセルスタックの耐久性・信頼性に関わる材料開発、評価を担当。

岩見 潤
07年入社、ガス供給インフラの建設業務に従事。11年よりSOFCに従事。
関連リンク

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