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開発者インタビュー

研究開発は最も重要な差別化戦略の一つです。
以下に紹介する、さまざまな新技術の研究開発、実用化に積極的に取り組んでいます。

第7回 家庭用燃料電池「エネファーム type S」

最適システムを構築してコンパクト化と施工性の向上を実現

大阪・舞洲の研究所内でSOFCシステム評価試験の様子

機器の仕様はどのように決定したのですか。

安原 最初は1kWの出力で想定していたのですが、一般的なお客さまの電気使用量を考えるともう少し落とせるのではということから、2006年に現在の700Wになったんです。

安原 それが機器全体のコンパクト化や機器コストの適正化にもつながった。貯湯タンクの大きさをより小さくできました。それとは別に、家の敷地内により設置しやすいよう、機器本体の奥行き寸法をできるだけ薄くしたいというのもありましたね。

井上 セルスタックも、それまで4列だったセルを2006年頃に2列にしたのは同じ考えから。1列のセルの数を増やし、厚みも削減しました。

安原 セルスタックを納めたモジュールを包む断熱材も、当時PEFCで試用されていた高性能のものに変更し、スリム化を図りました。当初は施工性やコストが高くなることも懸念されたのですが、使用量を見直したことで、結果的にコストダウンできました。

岩見 そうした努力の末の発売後、初号機は省エネ大賞の経済産業大臣賞をはじめ、いろいろなところで賞をいただきましたね。販売台数も、うれしいことに比較的早い段階で目標近くにまで伸びました。

安原 実験室を飛び出して、商品になったんだなあという感慨はありましたね。SOFCの家庭用で10年もつものが商品として出たことは、専門家の間でもかなりインパクトがあったと思います。

井上 僕らはセルスタックの担当なので、まだまだ途上という気分、感慨に浸る間がない(笑)。実際に商品化されると、今まで数台レベルだったのが1000台のレベルで世に出ていくわけで、そうなって初めてわかる課題もある。それに加え、次世代機の検討もあり、しばらくは頭がいっぱいでした(笑)。

お客さまのニーズに合わせた改良機開発とさらなる挑戦

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