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開発者インタビュー

研究開発は最も重要な差別化戦略の一つです。
以下に紹介する、さまざまな新技術の研究開発、実用化に積極的に取り組んでいます。

第6回 自立運転機能付きガスヒートポンプ(GHP)「エクセルプラス」

節電にも対応でき、電源セキュリティー向上にも貢献できる空調機の誕生

それでは、停電時の「エクセルプラス」の動作を説明しましょう。停電時は多くの電気機器と同じように「エクセルプラス」も停止します。この停止状態から、お客さまが自立運転ボタンを押すことによって、バッテリーから制御基板等へ電気を供給するとともに、エンジンを起動し発電を開始します。これを受けて、電力会社からの電気系統からGHP系統の自立回路に切り替わり、空調の室内機と照明へ発電した電気の給電が開始され照明が灯ります。さらに、空調の室内にあるリモコンスイッチを入れると、空調の運転がスタートします。この場合は20 馬力相当の空調負荷に対応しながら、0.7 kW 電力を供給できます。これは500m2の部屋の空調と17本分の照明に相当します。また、空調のスイッチを入れなければ、そのまま発電だけを続けて、2 kWの電気を確実に供給し続けることも可能にしました。

GHPは個別の空調のシステムなので、全フロアの空調をすべて「エクセルプラス」を導入する必要はなく、重要な箇所だけを「エクセルプラス」にすることも、もちろんできます。たとえば病院ならナースステーション、学校なら体育館だけをこの「エクセルプラス」にして、いざ停電だ!というときには、こういった避難場所に集まってもらうという使い方もおすすめです。こうして、東日本大震災を機に高まった停電時の空調や照明を使いたいというニーズにお応えする、日本で初めてのGHPの商品化に成功したのです。

このような数々の取り組みにより、2012年2月8日に記者発表を行い、続いて4月1日には受注開始し、目標の期日に間に合うことができました。これも、他のガス会社様とパナソニック株式会社様が、「エクセルプラス」のコンセプトに賛同し即断してくださったこと、そしてなによりパナソニックの技術者の皆さまがハードなスケジュールにも対応してくださったから成し得たことだと強く実感しています。
GHPはEHP(電気式のヒートポンプ)と異なり、ガスエンジンで圧縮機を駆動するため、節電効果が高いだけでなく、発電機の搭載や、エンジン排熱の利用ができます。今後もこれらの特長を活かし、お客様にこれは良いと感じていただける商品開発を進めたいと思います。

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