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DEVELOPER INTERVIEW

開発者インタビュー

スマートエネルギーハウス

我慢しないで省エネができる快適な暮らしをめざした居住実験

いま、家庭でのCO2排出量削減と便利で快適な暮らしを両立させる「スマートエネルギーハウス」の開発が進んでいます。2011年2月から開発者自らが家族とともに暮らし、省エネ性、利便性、快適性を検証する居住実験が始まりました。今回は、開発の主担当であり、居住実験住宅の居住者でもある山下さんに、燃料電池・太陽電池・蓄電池の3電池システムと先進の住宅設備を集めた「スマートエネルギーハウス」での暮らしぶりについて尋ねました。

MEMBER

エンジニアリング部

  • エンジニアリング部 スマートエネルギーハウス推進室 山下 真
    スマートエネルギーハウス推進室

    山下 真

3電池を活用しエネルギーを最適にマネジメント

私の開発者としての最も重要な技術課題は、電気だけでなく熱も含めたトータルなエネルギーマネージメントです。あまり知られてはいませんが、家庭で使うエネルギーの約半分は給湯や暖房に使う熱エネルギーで占められています。そこで、スマートエネルギーハウスでは効率的に電気と熱を創り出すことができる燃料電池を核とした3電池システム(燃料電池、太陽電池、蓄電池)が活躍します。燃料電池は低出力運転では効率が若干低下してしまうため、深夜などに燃料電池であまった電力を蓄電池に充電し、逆に電力が不足するピーク時間帯に蓄電池の放電を行えば、燃料電池の出力を低下させることなく、効率を更に向上させることが可能になります。
ところが、ここからが本当の技術課題になるのですが、実は電気は、一度、蓄電池に充放電するとロスが発生してしまいます。そこで、燃料電池の発電電力を効率よく蓄電池に充電するための蓄電池の最適制御が重要になってきます。しかし、当時、家庭用の燃料電池はまだそれほど普及しておらず、家庭用蓄電池というものの認知度も低かったため、住宅において燃料電池と蓄電池を組み合わせて制御することは、誰も考えていないことでした。3電池制御を最適化するというコンセプトを実現するための技術的な制御ロジックの開発、これが開発者である私に課せられた課題でした。居住実験住宅の建設が始まり、この制御ロジックを完成させなければ予定していた居住実験の開始時期に間に合わないという状況の中、連日連夜に及ぶ取り組みの末、特許も出願し、なんとか実験開始までに試作機を完成させることができました。

3電池を活用しエネルギーを最適にマネジメント
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