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開発者インタビュー

研究開発は最も重要な差別化戦略の一つです。
以下に紹介する、さまざまな新技術の研究開発、実用化に積極的に取り組んでいます。

第2回 超高温可溶化技術(メタソリューション)と生分解性ごみ袋の開発

バイオ技術を駆使した「高効率メタン発酵システム」へ

さっそく私たちは好熱菌を用いた検証をスタート。試験管スケールから始めて、自治体主体のプロジェクトに参画してから、最終的には1m3規模の装置で実証実験を重ねました。

その結果、生ごみなどの有機資源(バイオマス)を80℃の高温下で低分子化する超高温可溶化技術(メタソリューション)の実用化に目処がつきました。これは従来の発酵槽に加えて、超高温可溶化槽を組み合わせた2段階でメタン発酵を行う画期的なシステム。通常の発酵処理に比べて、バイオガスの発生量が約20%増加し、従来のメタン発酵の課題であった残渣・排水処理量も半減。ランニングコストの削減にもつながります。

残る課題はごみ袋の処理でした。一般の家庭用ごみ袋は発酵槽で分解されないので、事前に除去しなくてはならず、ごみ袋の焼却処理も必要になってきます。
そこで注目したのが生分解性のごみ袋でした。しかし市販製品では十分な分解速度が期待できない。そこでさまざまな素材を検討した結果、植物由来の樹脂である「ポリ乳酸」が、自分たちのメタン発酵システムで高速分解することが分かりました。メタン発酵槽の排水に含まれるアンモニアを用いて加水分解反応でポリ乳酸を分解。24時間で完全に液状化することが実験で確認できたのです。ただし、ごみ袋に成形するには専門家の協力が必要です。さっそくガス管のリサイクル等で樹脂改質技術を蓄積していたエネルギー技術研究所に問い合わせて、ごみ袋の開発を依頼しました。
(坪田)

プロジェクトの命運を握っていた生分解性ごみ袋

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