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開発者インタビュー

研究開発は最も重要な差別化戦略の一つです。
以下に紹介する、さまざまな新技術の研究開発、実用化に積極的に取り組んでいます。

第1回 家庭用燃料電池「エネファーム」

安心安全・高効率なマイホーム発電の本格普及をめざして、さらなる開発へ

平成11年にPEFC用の燃料改質装置を開発し、さらに10年かけて発電効率やユーザビリティの向上、低コスト化に取り組む過程では、数え切れないほどのトラブルがありました。たとえば当社の改質器は都市ガスに加え、LPGにも完全に互換性があるのですが、その実現には、都市ガス、LPG、水素ガスを安定燃焼できる特殊で、しかも安価なバーナーの開発が不可欠でした。しかし試作段階では着火が不安定であったり、肝心のバーナーが熱で溶けてしまったこともありました。また、コストダウン改良機の水蒸気発生器(ボイラー)で、原因不明の突沸が発生し、ガスの成分が急変して発電が停止するトラブルもあり、システムメーカー様にもご迷惑をおかけしたこともありました。でもそうした困難な試練を乗り越えてきたからこそ、4万時間(約5年)以上の定格連続運転や加速劣化で9万時間の耐久性を実証できましたし、熱効率が定格で82%以上*、しかも10年間すべての触媒が交換不要と、メンテコストの低減も実現できたのです。現在、この燃料改質装置は国内はじめ韓国・カナダ・ドイツなどのPEFCメーカーに採用いただいていますが、さらに効率性、耐久性、低コストを追求して世界標準の家庭用改質器の完成を目指していきたいと思っております。(神家)

失敗は許されないという使命感と、世の中にないものを生み出す楽しさ。両方を感じながら開発を続けてきました。燃料電池を商品化するためには、発電性能や信頼性、コストもさることながら8万時間(10年間)以上運転できるシステムの耐久性評価が重要なカギを握っていました。その点については大阪ガスが蓄積してきた性能評価技術が大きな役割を果たしたと思います。また、平成17年から一般家庭における大規模実証試験を実施しましたが、設置先のお客さまはもちろん、当社の営業、施工、メンテナンスの各担当スタッフから寄せられた現場の声も、施工性やメンテナンス性、使い勝手の向上に大いに役立ちました。メーカーさんとともに改良・改善を重ねてきた結果、私たちの手がけた燃料電池システムが業界スタンダードとして認められつつあります。これからもさらなるコストダウンと信頼性の高いシステムを追求し、世界標準と認められる家庭用燃料電池ユニットの開発を進めていきます。(東口)

  • *1〜0.7kWシステム用で 定格82% 以上 (HHV)、
    0.25kW 時75% 以上 (HHV)

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