[幹線・供給技術]
音響式配管系統調査装置
エネルギー技術研究所
背景
大型ビルや地下街などでガス配管が複数系統存在する場合、保安の確保のため工事前に事前に系統を確認しています。現在は圧力監視や目視による追跡調査で系統の確認を行っています。このため、ガスの供給停止が必要であったり、また天井や壁裏の隠蔽部の調査が困難であるという問題がありました。
概要
ガス管内に検査音を送信し、メーター部分に設置したマイクロホンで検査音の伝わる方向を調べることにより、系統の確認が可能な音響式配管系統調査装置を開発しました。ガス管内を伝わる音を用いることにより、壁貫通部などの影響を受けることなく、50m(条件よっては140m)の測定距離を実現いたしました。また、検査音にチャープ波(自然界ではイルカの鳴き声)を採用し、大阪ガス独自の信号処理技術により、検査音の伝わる方向を調べることが可能になりました。
メリット
本装置を導入することにより、以下のようなメリットが期待されます。
- ガスを遮断することなく配管系統の確認を行うことが可能になり、お客様へのご迷惑を低減できる。
- 事前調査の精度を上げることが可能となり、安全性の再確認に寄与する。
- 従来半日〜1日程度必要であった事前調査が1〜2時間程度で完了するため、調査時間を短縮できる。

