[幹線・供給技術]
ハンディガス検知器(SP−206)
導管事業部 導管部
開発目的
大阪ガスでは、埋設ガス導管や屋内ガス配管の漏洩検査や保全業務で小型可燃性ガス検知器を使用しています。今回、操作性向上とイニシャルコスト、ランニングコストの削減を目的として、この現行品の検知器と同等以上の性能を持つハンディガス検知器を開発しました。
開発品の概要
この開発品は、電源をオンにするだけで、自動的に測定可能状態となり、測定のための調整が不要となりました。また回路全体の省電力化で電池本数を削減(4本→3本)するとともに、センサーもカートリッジ交換式とすることでランニングコストも削減しました。主な開発内容は次のとおりです。
- ダイヤル調整作業不要のオートゼロ方式を採用
- ガス濃度をLEDでバー表示
- 雨の日でも安心して作業できる防滴構造
- 吸引ポンプ不良やフィルター詰まり等が把握できる簡易流量確認機能
- メンテナンス性(電池交換、部品交換)の向上
開発品の仕様
| 検知原理 | 熱線型半導体式 |
|---|---|
| 対象ガス | 13A、LPG等の可燃性ガス |
| 検知範囲 | 10〜10,000 ppm |
| 検知速度 | 3秒以内 |
| 電源 | 単3乾電池3本 |
| 電池寿命 | 連続使用で9時間(アルカリ電池) |
| 形状 | 幅 35 × 高さ 128 × 奥行 57 mm |
| 重量 | 320g |
センサー
- 構造
センサーは、白金線コイル上の周囲に金属酸化物半導体を焼結した検知素子で、コイルは検知素子を300〜400℃に加熱するヒーターと信号検出を兼ねています。 - 検知原理
検出素子にメタン等の還元性ガスが接触すると、金属酸化物半導体表面に吸着していた酸素と反応し(酸化)し、電子が半導体内部へ放出されます。その結果、半導体内部を自由に移動できる電子が増加し半導体の抵抗値が下がり、この抵抗値の変化量を電圧の変化量に変換し読み取ることで、ガス濃度を求めることができます。
特長
- 小型、軽量である。
- 電源オンでゼロ点が自動調整できる。
- ガス濃度や設定感度をランプで表示する。
- ゼロ点異常、流量低下、電圧低下時には全濃度ランプが点灯し、警告する。
- 電池、センサーの交換が容易。
販売元
大阪ガスエンジニアリング株式会社

