[ガス利用技術(家庭用)]
PEFCセル劣化評価
エネルギー技術研究所
概要
電解質に高分子膜を用いるPEFCコージェネレーションシステムは、高い発電効率に加えて、発電時に発生する排熱を有効利用できる点が特長です。そのため、従来システムに比べてエネルギー消費量が約26%、CO2排出量が約40%削減でき、環境に貢献できるシステムとして注目されています。当社は(財)新エネルギー財団(NEF)が行う〈定置用燃料電池大規模実証事業〉に平成17年度より参画し、実際の居住宅に設置して実証運転を継続実施しています。また、その実証データを基に、コストダウン並びに信頼性と耐久性の向上に努め、出来る限り早期の商品化を目指しています。研究所においては、セル(燃料電池の発電部分)の耐久性を加速評価して短時間で長時間の耐久性を見通す技術の開発に取り組んでいます。
特徴
燃料電池の耐久性は、突き詰めれば中心部品セルスタックの耐久性です。この耐久性に大きく影響する要因の1つである燃料極のCO耐性の劣化の要因のメカニズムを解明し、強制的に劣化を促進させて短時間で長期耐久性を見極める技術を確立いたしました。
燃料極のCO耐性の劣化を加速するために燃料極を高電位状態に保持しますと、時間とともにCO耐性が劣化することを明らかにしました。この手法を用いますと、わずか数分〜数十分で4万時間相当の劣化を再現することが可能となります。
今後の取り組み
加速劣化評価手法を用いて早期に長期耐久性を見通し、耐久性の向上に努め、出来る限り早期の商品化を目指します。


