[幹線・供給技術]
ガバナ感震遮断・遠隔監視遮断システム
エンジニアリング部
概要
大阪ガスでは約3,000基の地区ガバナに感震センサ(SIセンサ)を設置し、ガバナ感震遮断システム・遠隔監視遮断システムを導入・運用しています。
このシステムは、感震センサが地震を感知すると地区ガバナ単位でガス供給を自動停止する自動感震遮断機能と、供給エリアの被害状況を判断して被害地域へのガス供給を安全に停止する遠隔操作で供給停止する遠隔遮断機能を併用した地震防災システムです。さらに、以下のようにガスの安定供給、保安の確保、維持管理コストの低減にも大きく寄与しています。
- ガスの安定供給
事務所に設置したセンター装置から通信回線を経由して、供給ガスの圧力値や流量値を自動的に定周期で測定・保存することができ、供給状態を定期的に確認することでガスの安定供給を図っています。 - 保安の確保
ガス圧力や流量が万一正常な範囲を超えた場合には、直ちにセンター装置にて発報、ブザー吹鳴することにより、緊急対応要員による迅速な対応が可能となります。 - 維持管理コスト低減
従来供給ガスの圧力管理はアナログ式自記圧力計が一般的で、定期的にチャート用紙を現地で交換しなければならなりませんでした。遠隔監視システムではチャート用紙の交換が不要となるので、これまで週1回だった巡回点検を月1回に低減できます。
特長
- 自記圧力計機能における前回データ比較機能および電子決済機能
今回回収データと前回回収データを自動的に上下段グラフに比較表示することができます。さらに、比較結果が良好であれば、電子決済を行うことができます。

- アトラス地図連動機能
4種類の縮尺を自由に選択可能なアトラス地図上にガバナ位置を表示させることができ、かつ、地図上のガバナアイコンをクリックすることで、各種監視・操作・設定画面にジャンプすることができます。

- 利用可能な通信回線の多様性
公衆回線、アナログ専用線、DoPa回線、FOMAユビキタス、デジタルMCA回線に対応が可能です。 - 柔軟なシステム構成
通信料金が通信距離によらない商用通信回線であるDoPa・FOMAユビキタス回線および外部侵入防止(VPN)機能付Bフレッツ光回線等の高速通信回線を組合せ、大規模震災時にも遠隔遮断・遠隔監視機能をシステム全体で機能維持することができるシステムに対応が可能です。
監視サーバを設置するA支社とB支社は、大規模災害時にも同時被害を受けないようにお互いが遠く離れた事業所を選択します。
C事業所とD事業所には監視サーバではなく、安価な監視端末(パソコン)を設置することで、システム導入費を低減させます。Bフレッツ回線の高速データ通信により、日常の操作性は監視サーバから遠く離れていても全く影響を受けません。

- 安価で高性能な現場機器
約3,000基の中圧ガバナを対象とするガバナ遠隔監視システムを10年間にわたって運用・稼動させてきたノウハウをもとに、コンパクトで安価な現地監視制御盤(感震遮断盤)を開発し、外販システムに採用しております。狭隘なガバナ敷地にも設置できるコンパクトサイズでありながら、水平1G、垂直0.5Gの耐震性を有し、かつ、DoPa・FOMAユビキタス等の通信方式に対応しております。

(写真は東部ガス様導入事例です)
システム販売
約3,000基の中圧ガバナを対象とするガバナ遠隔監視システムを約10年間にわたって運用・稼動させてきたノウハウをもとに、大阪ガスエンジニアリング(株)(http://www.oge.co.jp/)からシステムの外販を行っております。ガス事業者様の防災対策方針や組織・体制、供給エリアの特性を考慮したシステム設計が可能です。

