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生活情報

「これからの住まいとライフスタイルに関する生活意識調査」を実施

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2008年7月
大阪ガス株式会社

NO.08−04
 
 大阪ガスエネルギー・文化研究所では「これからの住まいとライフスタイルに関する生活意識調査」を実施しました。
 調査は、「住まい・生活」に関して生活者が抱える問題、期待する姿・方向、そのギャップを埋める解決策、今後のあり方などを分析・研究するために、平成17年に第1回を行い、本年は4回目になります。
 今回は、少子高齢時代の家事・介護また2020年の暮らし像について調査し、そのトピックスについて紹介 します。尚、今回の調査の概要及びトピックスについては、エネルギー・文化研究所の6月発行のCEL誌85号で紹介しています。
 また、トピックスの他、詳細な分析や考察については、次号のCEL誌86号(平成20年9月末発行予定)などに報告していく予定です。
 
  1. 調査の概要  
  (1) 調査地域 全国  
  (2) 調査対象 満21歳〜72歳の男女  
  (3) 標本数 1,138人(内回収数:964人、性別:女性55.7%、男性44.3%)  
  (4) 抽出方法 層化二段無作為抽出法  
  (5) 調査方法 留置記入依頼法(パネル調査)  
  (6) 調査時期 平成20年1月18日〜2月12日  
 
2.調査トピックス
1)少子高齢時代の家事・介護
 少子高齢化の進行、子供を育てながら働く女性の増加といった社会の動きの中で、家事の負担感や家事介護の外部サービスに対する意識に答えていただきました。
(1) 「家事の負担感」
  性別・年代別で負担感に違いあり、30〜40代女性に家事負担感が強い
   家事を「とても負担に感じる」または「少し負担に感じる」割合は、炊事・掃除がそれぞれ約38%、洗濯約29%、日常の買い物は約23%でした。(図1)性別・年代別の結果を見ると、炊事については30代と40代の女性の負担感が特に強く、「とても負担に感じる」、または「少し負担に感じる」方の割合は、ともに50%を超えています。
図1 家事に対する負担感
図1 家事に対する負担感
 
(2) 「家事の外部サービス」
  ニーズの顕在化は一部で、利用に対する精神的な抵抗感が存在する
   家事の外部サービスを「利用している」または「今後利用を検討したい」の割合は全体で18%と、家事の負担感が高い割には、ニーズが顕在化していない結果となりました。(別紙図2)
   利用をためらう理由としては、「現状で充分だから」が67%で最も多く、次いで「費用がかかるから」が48%、「第三者が家の中に入るのは抵抗感があるから」が37%となっています。費用はもちろんのこと、心理的な抵抗感も高いハードルとして存在しているようです。(別紙図3)
   
(3) 「介護サービス」
  男性は妻を頼る意識が強い一方、女性は夫を頼る意識が比較的弱い
   将来自分が介護される立場になった場合、誰に介護をしてもらいたいかについて性別・年代別に伺いました。介護レベルが「軽度」(要介護度1、2程度)の場合、男性は64%〜81%が配偶者に介護をしてほしいとするのに対し、女性は配偶者を望む割合が低く、43%〜57%でした。
   一方、介護レベルが上がれば(要介護度3以上になれば)男女ともに専門の介護スタッフへの期待が圧倒的に高まります。(別紙図4)
   
(4) 「生活満足度」 改善傾向が明確になる
   初回(平成17年)から継続している生活満足度調査を見ると、去年に引き続き回復傾向が見られました。「非常に満足」との回答が、平成17年は1.6%、19年は3.5%、今回の20年は4.6%となりました。「満足」との答えも、同じく、14%、21%、28%と大きく上昇しています。(別紙図5)
 
2)2020年の暮らし像
 当研究所では長期的な観点からの生活者のあるべき暮らし像を検討しています。そのため、生活者が現実的なイメージを持つことのできる10年ほど先、2020年という具体的な時期を示し、暮らしに関する意識に答えていただきました。
 
(1) 「2020年の生活への変化」 政府の配慮を望む一方、自己責任意識も高まる
   2020年の生活はどのように変化しているべきかについて伺いました。「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計割合が多かったのが「弱者に対する政府の配慮が手厚くなっているべきである」で79%でした。
   ただ、政府に頼ってばかりという姿勢ではなく、「個人のモラルが大幅に高まっていなければならない」72%、「自分の生活は自分で守るという自己責任意識が高まっているべきである」66%と自己責任意識やモラルの 必要性も認識しており、生活者としての自立意識も強く結果に表れています。(別紙図6)
   
(2) 「将来の生活への不安」 エネルギーなど、社会的事項にも大きな関心がある
   2020年の暮らしで何が心配かについて伺いました。「心配である」、「どちらかといえば心配である」と回答した合計割合で見ると、80%を超えたのが「エネルギー価格の高騰」と「家族の病気や高齢化による介護」でした。70%台が「自分自身の肉体的な健康」と「生活を支える収入源」、そして60%台には「食料の確保困難化や価格の高騰」と「自分自身の高齢化による自立困難化」が続いています。(図7)
図7 2020年の暮らしで何が心配ですか(個人生活)
図7 2020年の暮らしで何が心配ですか(個人生活)
 
(3) 「将来の生活への期待」 人との交流に期待が大きい
   2020年の暮らしで何を楽しみにしているかについて伺いました。「楽しみである」、「どちらかといえば楽しみである」の合計割合で概観すると、70%を超えた回答は、多い順に「子供・孫などの成長を見る」、「家族・仲間など人との交流を大切にする」、「行きたいところへ旅行する」でした。50%台の回答に「調理や美味しい食事をする」、「趣味や勉強を充実させる」、「今より自由で、余暇が十分ある」が挙げられています。家族の成長、人との交流、旅行など、コミュニケーションを重視する傾向が明確です。(図8)
図8 2020年の暮らしで何を楽しみにしていますか
図8 2020年の暮らしで何を楽しみにしていますか
 
(4) 「将来の暮らし方」 簡素な暮らしと便利な暮らしの両立を願う
   2020年にどのような暮らし方をしていたいかについて伺いました。最も高い支持を得たのは「健康第一」で90%(「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計割合、以下同じ)。次いで「自然や地球環境重視」が71%で、「便利・快適」、「今とあまり変わらない」、「趣味・娯楽」、「簡素・謙虚」が60%台で続いています。「健康」は誰にとっても共通の願いであり、別格として、「自然環境を大切にしながら簡素・謙虚に暮らしたい」という希望が支持されています。同時に「便利で快適な暮らしも欲しい」という方向性が違う願望を求める生活者像も多数の支持があり、多様なライフスタイルに対するニーズの存在がうかがえます。(別表図9)
   また、暮らしたい場所では「緑が多い落ち着いた住宅地」の支持が圧倒的に強く現れました。「(暮らしたいと)思う」「どちらかといえばそう思う」の合計は66%と2位を34%も引き離しています。
   
(5) 「2020年の家計」 お金は住まいや娯楽に使いたい
   2020年に出費を増やしたい・抑えたい支出項目について伺いました。増加志向が抑制志向を20%以上上回り、生活者のニーズが大きいと考えられる支出項目は、住宅リフォーム、旅行・レジャー、スポーツ・趣味、貯蓄でした。逆に抑制志向が増加志向を20%以上上回ったのは、貴金属・時計、外食費でした。これらに加えて被服が男女別・年代別に見ても各層で抑制志向が上回りました。
   支出意欲が高いのはレジャー、スポーツ、美容などのソフト中心で、貴金属、被服、車などのハードには総じて人気がないようです。(別紙図10)
   
(6) 「2020年のライフスタイル」 求める姿は多様
   2020年に予想するライフスタイルと現在の姿を両方答えてもらったところ、肯定的な回答(「そう思う」)が現在よりも大きく増加したのは「配偶者と二人で過ごす時間を大事にする」で、現在は40%の「そう思う」の回答が2020年の予想では61%に上昇しています。
   他に2020年での肯定的評価が現在よりも多かったのは「自分ひとりの時間を大事にする」(現在:46%→2020年:54%)、「普及品より2割以上高くても環境に配慮した製品を取り入れる」(20%→32%)、「利便性・快適性を求めるよりも地球環境に配慮した生活を営む」(26%→42%)などでした。家族との時間、特に配偶者との時間を大事にするというトレンドを意識しているようです。また地球環境配慮という意識も高く、それが家庭生活にも影響するようになるとの予想がなされているようです。(別紙図11)
   
(7) 「食生活」 安全・安心、環境配慮などに関心が高くなる
   2020年の自身の食生活についての意向を訊ねました。「現在より食の安全、安心を重視するか」という設問に対し、「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」との回答があわせて72%、「そう思わない」が4.5%でした。また「現在より環境にやさしい食生活を実践している」に関しても、同様に63%対5.1%となっており、環境にやさしい食生活の志向も高くなっています。(別紙図12)
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【 別 紙 図 表 】
 
図2 炊事・清掃・洗濯に関する外部のサービスを利用
図2 炊事・清掃・洗濯に関する外部のサービスを利用
 
図3 家事サービスの利用をためらう理由は何ですか
図3 家事サービスの利用をためらう理由は何ですか
 
図4 誰に介護されたいですか(要介護度1,2または3以上の場合)
図4 誰に介護されたいですか(要介護度1,2または3以上の場合)
 
図5 生活満足度の分布(平成17,19,20年)
図5 生活満足度の分布(平成17,19,20年)
 
図6 あなたは2020年の生活は現在よりもどう変化しているべきだと思いますか
図6 あなたは2020年の生活は現在よりもどう変化しているべきだと思いますか
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図9 2020年にどのような暮らし方をしていたいですか
図9 2020年にどのような暮らし方をしていたいですか
図9 2020年にどのような暮らし方をしていたいですか
 
図10 2020年の家計
図10 2020年の家計
 
図11 ライフスタイル(現在と2020年の予想)
図11 ライフスタイル(現在と2020年の予想)
 
図12 将来の食生活は
図12 将来の食生活は

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