大阪ガスは企業競争力のベースを技術に求めており、研究開発は最も重要な企業差別化戦略の一つと考えています。
そのために、以下に紹介する、さまざまな新技術の研究開発、実用化に積極的に取り組んでいます。
大阪ガスでは、埋設ガス導管や屋内ガス配管の漏洩検査や保全業務で小型可燃性ガス検知器を使用しています。今回、操作性向上とイニシャルコスト、ランニングコストの削減を目的として、この現行品の検知器と同等以上の性能を持つハンディガス検知器を開発しました。
この開発品は、電源をオンにするだけで、自動的に測定可能状態となり、測定のための調整が不要となりました。また回路全体の省電力化で電池本数を削減(4本→3本)するとともに、センサーもカートリッジ交換式とすることでランニングコストも削減しました。主な開発内容は次のとおりです。
検知原理 | 熱線型半導体式 |
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対象ガス | 13A、LPG等の可燃性ガス |
検知範囲 | 10〜10,000 ppm |
検知速度 | 3秒以内 |
電源 | 単3乾電池3本 |
電池寿命 | 連続使用で9時間(アルカリ電池) |
形状 | 幅 35 × 高さ 128 × 奥行 57 mm |
重量 | 320g |
大阪ガスエンジニアリング株式会社