大阪ガスは企業競争力のベースを技術に求めており、研究開発は最も重要な企業差別化戦略の一つと考えています。
そのために、以下に紹介する、さまざまな新技術の研究開発、実用化に積極的に取り組んでいます。
当社は、平成15年4月に、小型の発電機を搭載し、冷暖房時のガスエンジンの余力で1kWの発電を行い、その電力を冷却ファンと冷却水ポンプに供給することで、室外機で使用する電力を削減できる発電機付きGHP※1「ハイパワーマルチ」を発売しました。
また、当社は空調と発電を融合させた新しいカテゴリーの商品として、従来の高効率な空調性能に加え、約4kWの高効率発電を同時に行う発電機付きGHP「ハイパワーエクセル」を平成18年4月に発売しました。
発電した電力により室外機で使用する電力を全て補うことができ、さらに系統連系※2により建物内に電力を供給することで、室内機や電灯などの電力負荷も低減できます。これにより従来のGHPに比べ、さらなる節電、省CO2を実現します。
さらに、ハイパワーエクセルと太陽光発電のW発電を行う「ソーラーリンクエクセル」や、停電時でも空調・発電運転を可能とする電源自立型GHP「エクセルプラス」、「ハイパワープラス」をラインナップに追加しました。
※3:1年間を通じての最大需要電力のこと。契約電力に基づき、電気料金の基本料金が決まる。
※4:室外機内に設置された発電機の発電効率は以下の式により定義します
※5:火力発電所の平均発電効率から送配電網による需要家までの送電ロスを差し引いた需要端効率。「エネルギーの使用の合理化に関する法律(平成18年4月1日施行)施行規則」より算定。
太陽光パネル用のインバーターとハイパワーエクセル用のインバーターを共有しました。これにより、日射状況により発電が変動する太陽光発電とガスを動力としたハイパワーエクセルを組み合わせ、安定した電力供給効果が期待出来ます。また、工事費用の削減や系統連系手続きの一本化による手間の削減が期待出来ます。
停電時でも、発電した電力で空調と照明を使い続ける「停電対応システム」としてお客さまに安心をお届けする、画期的なガスヒートポンプエアコンです。