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ニーズ別に見る

大阪ガスではお客様目線のニーズ発想で、あらゆるサービス、あらゆる商品について、つねに利用者の利便性や効率化、利益創出に役立つようなソリューション提案と、それに向けた技術開発、研究を心がけています。

ガスを安全にご使用頂くための材料評価技術

概要

ガスを安全にお客様にお届けし、長期間に渡って安心してご使用頂くために、ガス導管やガスメーター、工業用・家庭用のガス消費機器に使用される材料の長期の信頼性評価を実施しています。



ポリエチレン管の長期信頼性評価 

阪神大震災以降、地震でも壊れないガス用ポリエチレン管は、全国的に急速に普及してきました。またポリエチレン管は、ご家庭内の床暖房用の温水配管にも使用されています。当社では、これらのポリエチレン管について、熱間内圧クリープ試験と呼ばれる加速試験などを用いて、短い時間で長期の信頼性を評価する技術を確立し、評価を実施しています。

温水用(架橋)ポリエチレン管の熱間内圧クリープ試験 温度加速試験の考え方

ガスメーター用材料の長期信頼性評価 

膜式ガスメーターの構成写真

ご家庭でご使用いただいているガスメーターは、10年に一度交換しています。ガスメーターは設置数が非常に多いため、交換後のメーターを修理したり、一部の部品を再利用することにより大幅に廃棄物を削減することができます。これらの再生ガスメータが長期間に渡って正確にガスを計量できるように、部品や材料レベルの長期信頼性評価試験を実施しています。

耐熱材料データベースの構築

産業用、工業用など、過酷な温度条件で使用される部位ごとに適切な材料を選定するため、耐酸化性、耐食性、高温強度など、各種耐熱材料の長所、短所を明らかにするためのデータ取得を継続しています。たとえば、下記のように、どのような材料が酸化・減肉による重量変化に優れているのか、などをわかりやすく比較できる様々なシートを作成しています。

材料の酸化・減肉による重量変化の比較図

腐食、防食

吸収式冷温水機(以下、吸収式)では吸収液として臭化リチウム水溶液が用いられており、金属材料に対して腐食性を有するためにインヒビター(腐食抑制剤)による防食性能維持が必要です。これまでに、防食性能と寿命の向上のために臭化リチウム水溶液を吸収液として用いた場合におけるインヒビターの開発を行ってきており、初期の腐食に関してはほとんど撲滅できています。一方で、吸収式に関しては長期使用(長いものでは20年以上のものも)されるものが多くなっており、その中で稀に腐食が発生するケースがあります。その原因は実機製作時にできる黒皮(酸化被膜)や液中の不純物の有無であると考えられます。
これまでの研究によって、吸収式が長期使用された場合などで稀に発生する腐食に関して、実機に近い状態を実験室試験レベルで再現することが可能になりました。また、その条件において、還元剤である亜硫酸ナトリウムで腐食を抑制することができることを見出しました。但し、亜硫酸ナトリウムは定期的に投入する必要があります。そこでさらに、定期的な投入が不要な全く新しいインヒビターを開発・評価を行うことにより、吸収式の長期的な使用における腐食の抑制に取り組んでいます。

大型吸収式 インヒビター添加時の腐食試験結果

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