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東日本大震災により被災された皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
大阪ガスグループは、お客さまや社会をはじめとするすべてのステークホルダーから選ばれ続け、将来にわたって発展し続けることを目指した、長期経営ビジョン・中期経営計画「Field of Dreams 2020」(2009年3月策定)に基づき事業活動を展開 しています。
「Field of Dreams 2020」では、(1)国内エネルギーサービス事業、(2)海外エネルギーバリューチェーン事業、(3)環境・非エネルギー事業の3つの事業領域をそれぞれ大きく成長させることを目指しています。2010年度は、家庭用燃料電池「エネファーム」の普及拡大、泉北天然ガス発電所の通年での稼動、スペイン・サグントLNG基地事業への参画、アラブ首長国連邦シュワイハットS2 発電造水事業への参画、神戸市さまの下水道バイオガスを都市ガス導管で受け入れる事業の開始等、「Field of Dreams 2020」の実現に向けて着実に前進することができました。
昨年度秋以降、円高等の影響で景気回復のスピードが鈍化し、年明けに一部持ち直しの兆しが出てきたものの、先行きが不透明な状況が続きました。加えて、先般の東日本大震災により政策の変更や、消費行動、産業構造に変化が起こる可能性があります。このような状況に迅速かつ柔軟に対応しながら、災害対策、エネルギーの安定供給、保安の確保に取り組み、お客さまと社会から常に選ばれ、持続的成長を続けることが、当社グループにおける最大の経営課題であると考えています。
こうした認識のもと、2011年度は、「Field of Dreams 2020」の実現に向けて、これまでの活動を加速する‘boost-up’の年と位置づけ、「お客さま満足の向上と低炭素社会実現への貢献」「成長投資・事業拡大」「安定供給・保安の確保、CSR」「スマートワーク(高品質で効率的な業務の遂行)」の4つの重点課題への取り組みを通じ、高い水準のCSRを目指します。

私たちは、「大阪ガスグループCSR憲章」に掲げる「お客さま価値の創造」、「環境との調和と持続可能な社会への貢献」、 「社会とのコミュニケーションと社会貢献」、「コンプライアンスの推進と人権の尊重」、「人間成長を目指した企業経営」の5つについて、グループ全体の水準を一層高め、持続可能な社会づくりに貢献していきます。
お客さまと社会のニーズに基づく商品・サービスの拡充による高度なソリューションの提供を通じて、経済的で、快適な暮らしとビジネス、および、低炭素社会の実現に貢献します。同時に、エネルギーの安定供給と保安の確保は、我々エネルギー事業者にとってすべての活動の基本であり、これまでも、地震等の自然災害に対し、製造・供給設備等における様々な防災対策を講じてきましたが、東日本大震災を踏まえ、現状の地震・津波対策を点検し、適切に見直します。
加えて、自社の環境負荷を軽減する「グリーンガスビル推進活動」や生物多様性の取り組み等の環境貢献活動、今年で30周年を迎える“小さな灯”運動をはじめとする地域貢献活動を推進するとともに、積極的に公表することで、ステークホルダーの声を聞き、常に社会の要請に応えていきたいと考えています。
2010年度、国連グローバル・コンパクトに関する大阪ガスの活動報告が、国連責任投資原則(PRI:Principles for Responsible Investment)を代表する投資家グループから「Leaders」に選ばれました。今後とも、お客さまや社会をはじめとするステークホルダーの声に耳を傾けながら、国連グローバル・コンパクトの定める、人権、労働、環境、腐敗防止の4分野に関する10の原則に則り、諸施策を着実に実行し、暮らしとビジネス、社会に貢献する企業グループとして、‘boost-up’していきたいと考えています。
2011年7月
大阪ガス株式会社 代表取締役社長
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