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大阪ガスグル−プの事業活動は、地域の皆さまの生活に密着しています。それだけに、私たちには地域社会の一員、つまり「良き企業市民」としての一層の自覚と行動が求められていると考え、“小さな灯”運動に取り組んでいます。
昔、ガス燈が普及し始めた頃に使われていた、「火屋(ほや)」に似た形の花、すずらん。火屋とは火が消えないように覆い包むガラス製のカバーのこと。すずらんの花言葉は「いっぱいの善意・愛」です。
■“小さな灯”運動のスキーム

“小さな灯”運動は、大阪ガスグループの企業ボランティア活動として、1981年(国際障害者年)に始まりました。「従業員一人ひとりが身近なことに関心を持ち、地域社会のさまざまな問題の解決に自らの意思で積極的に取り組んでいこう」という趣旨で始めたもので、一つひとつは本当にささやかな活動ですが、その“小さな灯”を絶やすことなく続けてきました。
2010年も、これまで実施してきた慈善活動を継続し、地域からの期待に応えることを目標に、児童福祉施設の訪問等、子どもたちや障がい者・高齢者の方を支援する多彩な活動を実施しました。

顕著な社会貢献活動を行った社員を表彰する社長表彰(地域社会貢献部門)を毎年実施しています。
また、社員とその家族の地域での福祉活動等に資金を援助する「コミュニティギフト」(公募制)やボランティア休暇等の制度を設け、社員の社会貢献活動を支援しています。
2011年度は、30周年記念事業として、「こどもNPO助成プログラム」と「自立援助ホームへの寄付」を開始しました。「こどもNPO助成プログラム」は、14のNPO団体に2011年度から2013年度までの3年間に計700万円を助成するものです。
また、「自立援助ホームへの寄付」は、6団体に計180万円を寄付するものです。
運動開始と同時に従業員等からの寄付で“小さな灯”基金を創設し、現在もさまざまな機会を通じて従業員から寄せられた寄付を、災害時の義援金寄贈や社会的課題に取り組む団体を継続して支援しています。
2010年度は、運動の30周年記念事業として、この“小さな灯”基金から助成金を拠出する「子ども支援市民活動助成プログラム」を実施しました。難病や心身の障がい等さまざまな困難を抱える子どもを支援する団体を対象にした助成事業で、公募の後、主に近畿で活動している団体から厳正な審査を経て14団体を選びました。2011年度から3年間で1団体あたり50万円までが助成されます。
また“小さな灯”基金とは別に、会社の福利厚生の仕組みを活用して社員に寄付の機会を提供する「大阪ガスともしびクラブ」を2009年から始めました。毎年会社から社員に付与される福利厚生のポイントを、個人の意思で社会的課題に取り組んでいる団体に寄付できるようにしたもので、2010年度は、総額284万6,000円の寄付が集まり、社員の想いと共に、各団体へ寄贈しました。
「大阪ガスともしびクラブ」寄贈■「大阪ガスともしびクラブ」の寄付先の団体例
寄付先は、「青少年支援」「人道支援」「環境」に関る以下の5つの団体の中から社員本人が選びます。
・青少年支援:あしなが育英会
・人道支援:NPO法人AMDAネパールこども病院、社会福祉法人関西いのちの電話、NPO法人アジアボランティアセンター
・環境:NPO法人ごみゼロネット大阪
一人でも多くの人の善意を届けるために「一人でも多くの人の善意を、恵まれない人たちに届けたい」という想いから、オリジナルのチャリティカレンダーの制作と募金活動を1977年から実施しています。集まった募金は地域の社会福祉関係の団体等に寄贈しています。
この活動は、毎年、大阪ガスグループの従業員のみならず、サービスショップさま、工事会社さまにもご協力いただいています。
2010年度は、2万887部に対し、計663万607円の募金が集まり、寄贈しました。

阪神・淡路大震災以降、“小さな灯”基金等からの義援金寄贈が行われています。※“小さな灯”運動による主な義援金・募金年表はこちら→関連ページにリンク
心やすらぐひとときを地域の皆さまに1997年から、地域の皆さまに心やすらぐひとときを提供しようと、大阪ガスビル内のホールで音楽会を開催しています。
会場には募金箱を設置し、寄せられた募金は、交通事故や災害、病気などで親を亡くした遺児たちを支援する「あしなが育英会」に寄贈しています。

収益金を“小さな灯”運動を通して寄贈1988年から、マンドリンクラブ・合唱部等の社内音楽クラブによるチャリティコンサートを外部音楽ホール等で開催し、ご来場のお客さまに楽しんでいただいています。収益金は“小さな灯”運動の一環として「あしなが育英会」に寄贈しています。
2012年2月には、“小さな灯”運動の30周年とマンドリンクラブ創部65周年を記念して、チャリティコンサートを企画しています。

“小さな灯”運動の活動資金に売上金を活用大阪ガスグループの従業員・OBや地域の皆さまから、読み終えた書籍や不要になったCD等を寄贈いただき、本社ガスビル前で毎年10月に2日間、リサイクルバザーをしています。このバザーは1981年から続けており、売上金は、“小さな灯”運動の活動資金として大切に使わせていただいています。
2010年度は、古書約900冊とCD約40枚を販売し、売上金は合計13万400円になりました。

海外の医療協力等を行なうNGOの活動支援のために1992年から、大阪ガスグループ全体で従業員から使用済みの切手・プリペイドカードを集め、海外の医療水準の低い地域で医療支援や自立支援に取り組んでいるNGOに寄贈し、活動に役立てていただいています。 集まった使用済みの切手・カードは、OBボランティア約10名が仕分け作業をし、切手は(社)JOCS(日本キリスト教海外医療協力会大阪支部)に、カードは特定非営利活動法人 シャプラニール(=市民による海外協力の会)に寄贈。これらは、コレクターの方々に買い取っていただくことで換金されます。
2010年度は、使用済み切手4.0kgを寄贈し、開発途上国に医師や看護師を派遣するために使われています。また、使用済みカードは、27.5kgを寄贈、海外の専門業者で換金された買取額がそのまま国際協力活動への寄付につながります。
“小さな灯” BOX
古切手寄贈医療支援活動に切手が役立っています日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)は現在、カンボジア、バングラデシュ、ネパール、パキスタン、タンザニアの5カ国に医師、看護師を派遣し、その地域の人々の健康を守るために活動しています。
皆さまからお寄せいただいた切手は、収集家のご協力を得て換金され、活動の資金となります。おかげさまで、全国からおよそ16トンの切手が寄せられ、約2,000万円を事業資金として役立てることができました。心から感謝申しあげます。

福祉関係団体等の通信費として活用いただくために1991年から、大阪ガスグループ全体で社員から未使用の年賀状や書き損じハガキ等を集め、郵便局で切手に交換し、福祉関係団体等に寄贈しています。寄贈先では、通信費として役立てていただいています。
2010年度は、寄せられた約550枚のハガキを80円切手350枚余りに交換し、御堂筋ふれあいバザーに出店していただいている3つの福祉作業所等に寄贈しました。
一人ひとりが縫い上げ、地域の児童福祉施設へ寄贈1983年から、従業員が自宅で取り組めるボランティア活動として「ぞうきん作りボランティア」を実施しています。
2010年度は、個々の従業員がプライベートな時間を利用し、一針一針心を込めて縫い上げたぞうきん約100枚を、地域の児童福祉施設等に寄贈し、清掃用具として使っていただいています。
フェアトレードの取り組みを含む国際協力活動等の啓発と活動団体の連携を目的に開催している国際交流イベント「ワン・ワールド・フェスティバル(事務局:関西国際交流団体協議会)」を継続して支援しています。
また2010年度からは、本社ガスビル1階で行う御堂筋ふれあいバザーで、フェアトレード商品の取り扱いを始めました。

障がい者の就労支援と非営利団体の情報化を支援する「はじまるくん寄贈プログラム」がスタート大阪ガスグループの情報サービス会社である(株)オージス総研では、2005年4月から企業の使用済みパソコンを回収し、データ消去・検査のうえ、リユースする事業を実施してきました。2009年10月からは、パソコンのクリーニング作業を福祉作業所へ委託し、障がい者の就労機会の拡大につなげる社会貢献活動「はじまるくん(R)」として推進しています。
2010年5月には、大阪ガス(株)、(株)オージック(現 大阪ガスファイナンス(株))、グループ従業員による “小さな灯”運動が協力して、リフレッシュしたパソコンを非営利団体等へ寄付してIT支援に役立てる「はじまるくん(R)寄贈プログラム」を開始しました。
その他2010年度には、大阪ガスグループを含む計10社以上の企業に使用済みパソコンをご提供いただき、計4つの福祉作業所へ作業を委託し、59団体へ137台を寄贈しました。このうち25台はサントリーグループの情報サービス会社である(株)サンモアテックからご提供いただいたパソコンで、(株)オージス総研提供の10台と合わせて35台を10月に(社)アジア協会アジア友の会へ寄贈。アジア各国で日本とアジアの高校生の交流促進のために活用されています。
また、故障したパソコンやハンドヘルドコンピューター(HHC)について、(株)ケーエヌアイの協力のもと、高齢者と障がい者の方に資源リサイクルするための解体作業を実施いただきました(解体プログラム)。
なお、福祉作業所に委託したクリーニング作業は2010年度末に1000台を突破し、2011年2月より、ソフトウェア導入作業の委託も開始しました。
今後も(株)オージス総研では、この活動にご協力いただける企業・団体を増やすことで、障がい者の就労支援と社会福祉団体・ボランティア団体等の情報化支援を推進し、社会貢献に努めます。
大阪ガスグループはじまるくん寄贈プログラムで寄贈されたパソコンを使って楽しんでいる様子
吹田市内の福祉作業所にて、パソコンの導入作業(HDD取り出し作業)に取り組んでいる様子
(株)ケーエヌアイの奈良県吉野郡の中間処理工場で故障したパソコンを解体する様子テレビ・チャリティ「24時間テレビ『愛は地球を救う』」に協賛源気温泉「おゆば」を運営している(株)オーユーデーは2008年から「24時間テレビ『愛は地球を救う』」に協賛しています。同番組は全国31の民間放送局による共同主催で実施されている募金チャリティキャンペーンで、全国の視聴者から寄せられた募金は「24時間テレビ委員会」を通じて福祉向上、災害被害者支援等に使われます。
2010年は、2店舗に募金箱を設置したほか、“小さな灯”運動で繋がりのある10の児童養護施設(大阪府、兵庫県、奈良県)の子どもたち318人(引率者含む)を招待し、当社の従業員が一緒に入浴。大浴場の利用の仕方・マナー等を紹介して、子どもたちにも引率の先生にも大変喜んでいただきました。募金額は、(株)オーユーデー本部からのマッチング額※と合わせて17万5,049円となりました。
さらに、2011年1月には、「おゆば餅つき大会」に3つの児童養護施設の子どもたちや引率者78名を招待し、楽しい一日を過ごしていただきました。
いずれも取り組みから3年が経過して認知度が高まり、募金に協力していただけるお客さまも増えているため、今後も継続して取り組んでいきます。
※集まった募金額に同額を上乗せする仕組み
24時間テレビ協賛イベントの様子