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大阪ガスグループは、法人のお客さま先、一般のお客さま先での省エネルギーやCO2削減に寄与するため、さまざまな省エネ製品・サービスと再生可能エネルギー※等の開発・普及促進に努めています。
法人のお客さま先でのCO2排出量については、コージェネレーションシステム、ガス空調、高性能工業炉等の高効率機器・システムの普及促進によって、2010年度には前年度比約9.2万t削減し、1998年度を基準として、約255.3万t削減しました。
※再生可能エネルギー:太陽熱、風力、水力、波力、地熱、また、家畜の糞尿や廃木材、廃植物油等のバイオマス(有機資源)による発電等、繰り返し再生使用することが可能な自然由来のエネルギーを指します。

大阪ガスは、家庭向け高効率ガス機器の普及を促進するとともに、緑豊かな地球を次世代に引き継ぐ「ブルー&グリーンプロジェクト※」に、ガス会社・ガス機器メーカー22社と共に2006年6月から参加しています。
このプロジェクトは、ガス機器の出荷台数に応じて、ベトナムで樹木を植えるというもの。従来の対象機器は「エコウィル(R)」(天然ガスコージェネレーションシステム)、「エコジョーズ(R)」(高効率天然ガス給湯器)の2機器でしたが、2009年度からは「エネファーム(R)」(家庭用燃料電池コージェネレーションシステム)も加わり、これらの出荷台数に応じて、各社が(財)国際緑化推進センターが運営する熱帯林造成基金の森林造成事業に資金を提供。機器1台につき1本の木をベトナムで植えています。
2006年6月のプロジェクト開始以来、2010年12月に対象機器の累計出荷台数が150万台を達成。機器の普及によるCO2削減量と植樹によるCO2吸収量を合わせると、年間約50万tのCO2削減に貢献しています。なお、全国での150万台のうち、当社での販売は30.6万台となっています。
今後も引き続き、プロジェクトの目標「200万台&200万本」に向けて、エコジョーズ(R)の標準化の推進や、エコウィル(R)・エネファーム(R)の市場拡大によって、「ブルー&グリーンプロジェクト」の推進に努めます。※ブルー&グリーンプロジェクト:(財)ベターリビングが主催、日本ガス体エネルギー普及促進協議会が共催。
大阪ガスグループでは、大幅な省エネルギーとCO2排出抑制を実現する天然ガスコージェネレーションシステムの普及に力を入れています。これは、環境負荷の少ない天然ガスを使って、必要な場所で発電し、その排熱も給湯等に有効利用するシステムで、高い環境性能と経済性を両立させます。大阪ガスは1998年に業界で初めて業務用マイクロコージェネレーションシステム※を発売して以来、業務用・工業用のラインナップを拡充し、福祉施設、病院、飲食店、温浴施設、店舗、工場、ホテル等さまざまな業種のお客さまにご採用いただいてきました。2011年3月末までに供給エリア内で4,089台を設置しています。
※マイクロコージェネレーションシステム:100kW未満のガスエンジンコージェネレーションシステム

近年、天然ガスコージェネレーションシステムには、セキュリティ向上のための電源として、さらには太陽光発電など再生可能エネルギーとの組み合わせて使いたいなどのニーズも高まっています。そこでお客さまの多様なご要望に応えるため、さらにエネルギー効率・信頼性・電源価値を向上させる技術開発を進めています。
2010年度はマイクロコージェネレーションシステム「ジェネライト」を用いて、UPS(無停電装置)を組み合わせることで停電発生時にも途切れることなく長時間給電できるシステムや、災害時に都市ガスのほかLPガスと空気を混合した燃料でも発電できるシステムを開発しました。
2011年度は三菱重工業(株)と共同で、高効率ミラーサイクルガスエンジンシリーズの初期給電の能力を向上させる技術の開発をする予定です。この技術によって、停電発生時に、より大きな電力を直ちに供給できるようになります。
大阪ガスは、業務用・産業用のお客さまにエネルギー効率の高い各種ガス機器を提案しています。その一環として、東京ガス(株)、東邦ガス(株)、(株)巴商会、ヤンマーエネルギーシステム(株)と共同で、ガスエンジンコージェネレーションシステムの排熱温水を取り込める温水ボイラ「ジェネボ」を開発。マイクロコージェネレーションシステム「ジェネライト」と組み合わせた「ジェネボシステム」として2010年12月より販売しております。
「ジェネライト」は、ガスエンジンで発電し、その排熱でお湯も沸かせる省エネルギー機器ですが、従来、温水需要が多い施設では、排熱温水に水を混ぜてガス給湯器で追い焚きしていました。これでは、給湯器に過剰な負荷がかかってエネルギー効率が低下してしまいます。そこで給湯器を使うかわりに、それ自体に排熱回収機能を設けた温水ボイラ「ジェネボ」が「ジェネライト」の排熱を直接取り込んで湯沸しできるようにしました。その結果、年間一次エネルギー消費量を約23%、CO2排出量を約26%削減できます※。
この「ジェネボシステム」は温水需要の多い福祉施設や温浴施設、ホテル、フィットネスクラブ等に最適です。

大阪ガスグループでは、省エネ設備を導入いただいた後もお客さまをフォローするサービスを用意しています。そのひとつが、「エネフレックス」です。
これは、遠隔監視システムであらゆるガス機器のエネルギー使用状況を一元管理し、収集した運転時間・設定温度などの情報はお客さまにインターネットやメールで提供するというものです。エネルギー使用状況を「見える化」することで、お客さまの継続的な省エネ活動をサポートしています。
「エネフレックス」について詳しくはこちらをご覧ください >>

ガスを使った空調システムには、大型ビルや商業施設のセントラル空調に利用される「ガス吸収冷温水機」やオフィス等の個別空調に利用される「ガスエンジンヒートポンプ(GHP)」があります。 「ガス吸収冷温水機」は、燃料を都市ガスとして、冷房用に冷水を供給し、暖房用に温水を供給する空調システムで、冷媒にはフロンでなく水を使用します。大阪ガスグループでは、ガス吸収冷温水機の中でも特に環境負荷低減効果が大きい機種を「グリーン機種」として選定し、導入を積極的にお客さまに推奨しています。
またGHPは、ガスエンジンでコンプレッサーを駆動し、屋外の空気から熱を集めて屋内を入れることで暖房し、屋内の空気から熱を集めて屋外に出すことで冷房します。大阪ガスが2006年に発売したGHP「ハイパワーエクセル」は、ガスエンジンで空調しながらその余力で発電するため、45%という高い発電効率を達成できます。
2011年4月には、超高効率GHP「GHP XAIR(エグゼア)」を発売しました。年間の使用状況を踏まえた通年エネルギー効率「APF」は、最大で5.7相当を達成し、ビル用マルチエアコンで最高効率となりました。
「ハイパワーエクセル」について詳しくはこちらをご覧ください >>
| GHP XAIR アイシン精機(株) |
GHP XAIR 三洋電機(株) |
GHP XAIR ヤンマーエネルギーシステム(株) |
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大阪ガスグループは、1,400機種にのぼる工業用バーナーを開発し、高性能制御システムの開発などバーナーの省エネルギー化を追求、各業種・業態のお客さま先でのCO2排出削減に貢献しています。
中でも、工業炉で極めて高効率に排熱回収できる燃焼加熱システム「リジェネバーナシステム」の開発・提案に注力しています。「リジェネバーナシステム」では、蓄熱体を内蔵したバーナー2台を1対として数10秒間隔で交互に燃焼させます。一方のバーナーが燃焼しているときは、その排気を他方のバーナーの蓄熱体を通して排出し、次にその他方のバーナーが燃焼するときに燃焼用空気を蓄熱体で予熱して排熱回収します。このようにして、約35〜50%の省エネルギーを実現します。
このほか、ビンや自動車、建材用のガラスを生産する硝子溶解炉向け天然ガス専焼バーナーの開発を進めており、大幅な省エネルギーを実現するCO2削減の切り札としてお客さまの採用が進んでいます。
大阪ガスでは、2009年6月に家庭用固体高分子形燃料電池(PEFC)※1コージェネレーションシステム「エネファーム」を販売開始しました。都市ガスから水素を取り出し、その水素と空気中の酸素を化学反応させて発電するシステム「エネファーム」は、高い発電効率や、発電時に発生する熱の有効利用によって、従来型の火力発電システムに比べて一次エネルギー消費量を約27%、CO2排出量を約40%削減でき※2、理想的なクリーンエネルギーの切り札として期待を集めています。
クリーンな天然ガスを燃料にして、安全に安心して自家発電できる「エネファーム」は、発売以来、環境保全への意識の高い住宅メーカーやお客さまにご採用いただき、2010年12月には累計販売台数3,000台を突破、2011年3月現在で累計3,700台を販売しました。これによって、CO2排出量を年間約3,100t削減する効果があったと試算できます※3。この効果は、杉の木約22.4万本の植林に相当します※4。
なお、「エネファーム」購入時には、「住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業」の一環として国の補助制度が適用されます。
大阪ガスは今後、一層のコストダウンや設置性向上に努め、この「エネファーム」をもっと身近なものにしていきます。
※1固体高分子形燃料電池(PEFC):Polymer Electrolyte Fuel Cellの略。燃料電池には、電解質の種類によっていくつかの種類があります。PEFCは、電解質に高分子膜を用いた燃料電池で、水素がイオン化して水素イオンとなって電解質を通過し、酸素と化学反応して電気を発生させます。※2エネファーム700Wh発電時の発電量(700Wh)と熱回収量(900Wh)を、従来のシステム(火力発電+従来給湯器)でまかなった場合との比較。一次エネルギー換算値は、ガス45MJ/m3、電気9.76MJ/kWh。CO2排出係数:電気0.69kg-CO2/kWh(「中央環境審議会地球環境部会目標達成シナリオ小委員会中間取りまとめ」平成13年7月より)、ガス2.29kg-CO2/m3(当社データ)。※3戸建住宅、4人家族で、所有機器はガス給湯暖房機、ガス温水床暖房(リビング・ダイニング)、ミストサウナ機能付ガス温水浴室暖房乾燥機、ガスコンロ、リビング・ダイニング以外の暖房および冷房は電気エアコンと想定。これら機器のうち「ガス給湯暖房機」を「エネファーム」にした場合の当社試算値。CO2排出係数は、電気0.69kg-CO2/kWh(火力電源平均)、ガス2.29kg-CO2/m3(当社データ)。※4年間13.9kg-CO2/本(「林業白書」平成9年より50年杉の場合)。

当社は、現在環境配慮型住宅の拡販を進める「グリーンファースト戦略」が業績回復の推進力となっております。グリーンファーストの思想は、安全・安心を基本とした快適性、経済性そして環境配慮です。
「グリーンファーストモデル」は、既に戸建住宅受注の7割を超えるに至りました。太陽光発電システム搭載の戸建住宅販売は業界初の年間1万棟を突破し、家庭用燃料電池エネファーム設置住宅についても国内最多販売を記録しています。
今後もエネファームと共に環境配慮型社会を一歩二歩リードする取り組みを更に推し進めてまいります。

家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム「エコウィル(R)」は、天然ガスを用いてご家庭で発電し、その時に出る熱を給湯や暖房に利用するものです。各ご家庭の毎日の電気とお湯の使い方に合わせて、最も省エネルギーな状態で自動運転するため、発電1kWhあたりでは、火力発電+従来給湯暖房システム※1に比べ、一次エネルギーの消費量を約27%低減できます。その結果、CO2排出量も約38%削減できます※2。
大阪ガスは2011年3月末現在で累計約7万台のエコウィル(R)を販売、うち太陽光発電を併用する「ダブル発電」は約4,100件となっています。
※1ガス給湯暖房システム:ガス給湯暖房機、ガス温水床暖房、ミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機、ガスコンロ使用※2一次エネルギー換算値=ガス:45MJ/m3、電気:9.76MJ/kWh、 給湯暖房機効率:80%、CO2排出係数:電気0.69kg-CO2/kWh(「中央環境審議会地球環境部会目標達成シナリオ小委員会中間取りまとめ」平成13年7月より)、ガス2.29kg-CO2/m3(当社データ)

家庭用省エネ給湯器「エコジョーズ(R)」は、従来は捨てていた熱を回収し活用できるので、大気中への不要な熱の放射をカットし、省エネルギー及びCO2排出量の削減により地球温暖化防止に貢献します。給湯効率は従来の給湯暖房機の80%に対し95%、暖房効率も同80%に対し89%と、いずれも高効率を実現しています。大幅な省エネルギー化によって、CO2排出量も従来機に比べ年間約13%削減※することができます。
「エコジョーズ(R)」は2010年度までの約10年間で、累計約31万台販売しました。
※当社従来同等製品との比較。従来給湯暖房機806m3/年、エコジョーズ(R)702m3/年をお使いのモデルでの試算。
CO2排出係数:電気0.69kg-CO2/kWh(「中央環境審議会地球環境部会目標達成シナリオ小委員会中間取りまとめ」平成13年7月より)、ガス2.29kg-CO2/m3(当社データ)


大阪ガスグループは、自然エネルギー「太陽光発電」と、天然ガスを使って発電する「エコウィル(R)」や燃料電池で発電する「エネファーム(R)」との組み合わせによる、地球と家計にやさしい住宅「ダブル発電」の提案に努めています。2011年3月末時点で、昨年度末の2倍にあたる約5.3千件のお客さまにダブル発電を導入していただいています。
2009年1月から、太陽光発電システムの導入補助金が再スタートし、お客さまの太陽光発電システム導入ニーズが高まっています。2010年度からは、お客さまの幅広いニーズに対応するため、従来提案してきた「ダブル発電」はもとより、マイホーム発電の一環として太陽光発電システム単体での積極的な販売にも取り組んでいます。

大阪ガスグループでは、お客さまが毎日の生活で使うガスコンロについて、調理性能や使いやすさ、お手入れのしやすさといった基本性能の向上はもとより、さらなる高効率化を追求。バーナー形状やごとく(鍋等を載せる台)の高さの工夫、グリル構造の最適化等を進め、順次商品化しています。
現在、大阪ガスグループが販売しているガスコンロは、据置型テーブルコンロ、ビルトインコンロともに、すべて省エネルギー法2006年度基準(コンロバーナー)、2008年度基準(グリル)を100%満たしています。

Siセンサーコンロ改正省エネ法の施行によって、企業全体で事業活動に伴う使用エネルギーの把握が義務付けられるようになりましました。こうした状況にあって、大阪ガスグループでは、お客さまと一体となった省エネルギー活動を推進しています。
工場や病院等業務用設備の専門部隊がお客さま設備を精査し、熱計測診断を実施、その結果をもとにお客さまに最適な省エネルギー対策をご提案。
この活動を通してお客さまとの信頼関係を深めるのはもちろんのこと、自社内でも実績例に基づくさまざまな研修会の開催や資料の作成に取り組み、省エネルギー技術を蓄積しています。


大阪ガスは2010年10月、家庭のガス・電気・水道の使用量の「見える化」や、さまざまな省エネコンテンツによってエネルギー使用量の削減を促進する「エネルックPLUS」サービスを新築マンション向けに開始しました。
「エネルックPLUS」は、パソコン・携帯電話から専用ウェブサイトで自宅のエネルギー使用量をいつでも確認できるほか、エネルギーの使用状況に合わせた省エネアドバイス・省エネ目標値の設定や省エネレポートのメール配信など、お客さまが楽しく省エネ行動を実施できるコンテンツが満載のサービスです。
さらに、外出先から携帯電話でふろのお湯はりや床暖房・エアコンなどの住宅機器のオンオフ操作ができます。また、ガスの遠隔遮断サービスも利用することができます。

大阪ガスグループでは、お客さまにエネルギーを無駄なく上手にご利用いただくため、各種媒体を通じて、省エネルギーに関する知識や身近な省エネ活動に役立つ情報等を提供しています。
お客さま宅に配布する検針票には、当月だけでなく前月と前年同月の使用量も記載しており、ガスのご使用状況を比較可能としています。さらに、2009年に開設した会員制サイト「マイ大阪ガス」では、各ご家庭の過去24カ月分のガス使用量が閲覧可能となっています。また、当社ホームページには「かしこいくらしのヒント図鑑」を掲載し、ご家庭でできる省エネルギー行動例やその効果も紹介しています。さらに、定期保安巡回時にお客さまに配布する「ガスご使用の手引き(あんしんガイド)」等の冊子にも、省エネルギーのための行動やアイデア、ガス機器のお手入れ術等を掲載しています。
環境意識や省エネ意識の高まりを受けて、ウェブサイトのガス使用量閲覧件数は増加しており、2010年度は前年度比33%増の59,501件のお客さまにご利用いただきました。
ステークホルダーの声