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CSR憲章Ⅰお客さま価値の創造

安心・安全1 調達段階

特定したマテリアリティ

  • 顧客の安全衛生

取り組みの背景・考え方

近年、エネルギーセキュリティの観点から天然ガスへの期待と需要が高まっています。大阪ガスでは調達先のさらなる多様化を図り、液化天然ガス(LNG)等の原料の安定確保に努めるとともに、契約価格指標の多様化を図り、市場競争力のある原料調達の実現を目指しています。各国からの原料調達については、自社保有船も含むLNG船の効率的な運用を行い、迅速かつ安全、確実な輸送に努めています。

また、LNGの安定調達と収益獲得のため、液化事業・ガス田等のプロジェクトへの参画に取り組んでいます。

原料安定調達の取り組み

調達先多様化による安定調達の実現

都市ガスの原料や発電の燃料である天然ガスの埋蔵地域は、中東に偏在している石油とは異なり、世界中に広がっています。採掘可能年数も石油より長く、天然ガスのエネルギーとしての優位性は高く評価されています。大阪ガスは1972年にブルネイからの液化天然ガス(LNG)の輸入を開始し、これまで調達先の多様化を進めてきました。現在は、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、オーストラリア、カタール、オマーン、ロシア、パプアニューギニアの8カ国からLNGを購入し、またアメリカ・テキサス州では天然ガスの液化事業を開始する予定です。今後もより一層、安定的なLNG調達に努めていきます。

出典
BP Statistical Review of World Energy June 2018

大阪ガスのLNG輸入実績(発電・卸用を含む)

大阪ガスのLNG輸入実績(発電・卸用を含む)グラフ

天然ガス埋蔵国と大阪ガスのLNG調達先

天然ガス埋蔵国と大阪ガスのLNG調達先

LNG権益の取得など「上流」事業の拡大

大阪ガスは、日本のエネルギー企業としては早い時期から「上流」事業に取り組んできました。1990年にインドネシアでのガス田開発事業に参入して以降、各国のガス・石油開発プロジェクトに参画してきました。

今後の上流事業については、投資するという立場だけではなく、国内でガス・電力事業を行う買い手としての立場を活用しながら、既存プロジェクトを確実に進めるとともに、相対的にリスクの低い生産中案件を中心とした新規開発案件を取得することを目指します。

Daigasグループの上流事業

(2018年8月10日現在)

案件名 所在地 種別 参画比率 参画年
サンライズ オーストラリア・東ティモール LNG 10% 2000年
エヴァンスショール オーストラリア LNG 10% 2000年
ノルウェー領北海
(出光スノーレ)
ノルウェー 油・天然ガス 2〜10% 2005年
カルハットLNG オマーン LNG 3% 2006年
クラックス オーストラリア LNG・油 3% 2007年
ゴーゴン オーストラリア LNG・油 1.25% 2009年
イクシス オーストラリア LNG・油 1.2% 2012年
ピアソールシェールガス・オイル 米国 天然ガス・油 35% 2012年
パプアニューギニア西部・ガス・コンデンセート パプアニューギニア 天然ガス・油 10〜20% 2014年
東テキサスシェールガス 米国 天然ガス・コンデンセート・天然ガス液 約30% 2018年

オーストラリア北西部で展開中のLNGプロジェクト

ゴーゴンLNGプロジェクト

ゴーゴンLNGプロジェクト

大阪ガスは、オーストラリアの北西部で5つのガス田開発プロジェクトに参画しています。

まず、現在、2016年3月に生産を開始したゴーゴンLNGプロジェクトにおいて1.25%の権益を保有しています。当社はこのプロジェクトにおいて年間約137.5万tのLNGを購入する契約を締結しています。

2012年から開発工事が進むイクシスLNGプロジェクトにおいても1.2%の権益を保有しており、15年間にわたって年間約80万tのLNGを購入する契約を締結しています。

ほかにも、サンライズプロジェクトに10%、エヴァンスショールプロジェクトに10%、クラックスプロジェクトに3%の権益をそれぞれ所有しています。これらのガス田プロジェクトではLNG化に向けた取り組みを続けています。

LNG船団の拡充

「LNG MARS」(エルエヌジー マーズ)

「LNG MARS」(エルエヌジー マーズ)

大阪ガスでは、現在6隻からなるLNG船団を用いて、LNGの輸送力の確保に努めています。

今後、イクシスプロジェクトやフリーポートプロジェクト等、新規プロジェクトの開始に伴いLNGの輸送量が拡大するなか、当社は既存船団を有効に活用することに加え、適宜船団を拡充することで、安定的かつ経済的な原料調達に努め、天然ガスの普及に取り組んでいきます。

大阪ガスのLNG船団

(2018年8月10日現在)

船名 就航年月 タンク容量 造船所 船舶管理
LNG JAMAL 2000年10月 135,000m³(モス5球) 三菱重工業(株) 日本郵船(株)
LNG DREAM 2006年10月 145,000m³(モス4球) 川崎重工業(株) 日本郵船(株)
LNG BARKA 2008年12月 153,000m³(モス4球) 川崎重工業(株) 日本郵船(株)
LNG JUPITER 2009年7月 153,000m³(モス4球) 川崎重工業(株) 日本郵船(株)
LNG VENUS 2014年11月 153,000m³(モス4球) 三菱重工業(株) (株)商船三井
LNG MARS 2016年10月 153,000m³(モス4球) 三菱重工業(株) (株)商船三井

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