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大阪ガスについて

環境保全への技術開発

“夢ある明日”を実現する次世代技術を開発・探求しています。

大阪ガスグループは、暮らしと産業を支えるエネルギー事業者として、低炭素社会の実現に向けて重要な役割を期待されています。
その使命と責任を果たすために、天然ガスの高度利用を中心に、再生可能エネルギーや廃棄エネルギーの活用といった観点から、次世代をリードする技術の研究開発に取り組んでいます。

分散型エネルギーの最適制御を目指した「スマートエネルギーネットワークの実証実験」

「スマートエネルギーネットワーク」とは、ガスコージェネレーションシステムと太陽光発電装置等を組み合わせ、発生する熱や電気を複数の需要家間で融通することにより、エネルギーの需要と供給のバランスの最適化を図る次世代エネルギーシステムです。具体的には、太陽光発電等の出力変動をガスコージェネレーションの調整力を活用して補完する協調制御により、再生可能エネルギーも積極的に活用して大幅な省エネ・省CO2を実現します。
大阪ガスは東京ガスと共同で「分散型エネルギー複合最適化実証事業」に参画しており、9件のお客さまにご協力をいただいて近畿一円大のエネルギーコミュニティを形成し、「スマートエネルギーネットワーク」の実証を進めています。

取り組み・活動「技術開発」

究極のクリーンエネルギーを活かす「水素ステーションの実証プロジェクト」

水素を燃料とする燃料電池自動車は、走行中にCO2やばいじんを出さない究極のクリーンカーとして注目されていますが、その普及には水素ステーションの整備が欠かせません。 大阪ガスは、これまでも行政が実施する実証プロジェクト等に参画し、その普及に努めてきました。 2011年度からは、酉島事業所構内にリニューアルオープンした大阪水素ステーションにおいて燃料電池自動車への水素供給を行い、水素供給インフラに関する技術実証を実施するとともに、ユーザーの利便性、事業成立可能性、社会の受容度等を検証します。

大阪水素ステーション(2011年4月から)

次世代型家庭用燃料電池「固体酸化物形燃料電池(SOFC)※の実証研究」

「固体酸化物形燃料電池(SOFC)」は、現在発売中の家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」よりも高い発電効率、小型化の実現を目指しています。2004年から京セラ(株)、2009年3月からはトヨタ自動車(株)、アイシン精機(株)も含めた、4社の共同開発で技術とノウハウを結集して早期商品化を目指しています。
2010年度からは、新エネルギー・産業技術総合開発機構が実施する実証研究の一環として、供給エリア内の戸建住宅に41台設置して実証試験を開始しています。

  • ※電解質にセラミックスを用いた燃料電池で、現在、実用化されているPEFC( Polymer Electrolyte Fuel Cell:固体高分子形燃料電池)よりもさらに発電効率が高く(45%)、小型化が可能です。

光合成に近いメカニズムで発電する「色素増感太陽電池の開発」

大阪ガスでは、シリコン系太陽電池に続く次世代の「色素増感太陽電池」の開発に取り組んでいます。
色素増感太陽電池は、色素に入射した光が電子を発生させ、電解質を介して電気が発生する新しいタイプの太陽電池で、従来の太陽電池と比べて埋蔵量が豊富で、安価な「チタニア」を電極材料として用い、簡易な設備での印刷によって製造できるため、コストを大幅に低減できます。また、斜光や曇天など、厳しい状況にも対応できるため、住宅の壁用等、新たな用途での利用が期待できます。
大阪ガスでは、独自のナノ材料技術を用いて、高性能チタニア電極の検討を中心にセルの開発を進め、2010年度には国内最高レベルの変換効率10.4%を達成しました。
今後、電解質や正極など他の部材も含めた最適化を図ることで、変換効率と耐久性の向上を進め、早期実用化を図ります。

エネルギー創出型廃水処理プロセスの開発

半導体工場や化学工場などで発生する廃水のうち、従来の生物処理法では処理が困難な芳香族系の廃水については、燃焼処理されていますが、この方法ではCO2排出量が多く処理コストがかかります。
大阪ガスはニッケルを特殊処理した触媒に高温・高圧となった廃水を通過させることで、廃水中の有機物が高速で分解処理する方法を開発しました。この処理過程で創出されるメタンを主成分とする可燃性ガスは、工場内でボイラ等の燃料として有効利用することができます。その結果、燃焼処理に比べて、CO2排出量を約110%削減※1し、廃水処理コストを約40%削減※2することができます。
2010年度にパイロットプラントの設計、製作を行い、実際の工場廃水に対する実証試験を開始しました。

  • ※1 生成ガスのCO2削減効果を含む
  • ※2 廃水処理量が200m3/日のケース

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